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2008年07月23日

Eliseo Rosso

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では、Fさん一行と次の日に「La Antica Casa」で飲んだワインです。
とりあえず、スプマンテということで、これ。
BALBINOT PROSECCO Spumante Brut
ヴェネト州のプロセッコ。これについては、以前にも書いたことがあるので詳細は端折ります(笑)
けど、これも本当にお得というか、気持ちのいい泡ですので、お薦めです。
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クアドル・デル・レ エリゼオ ロッソ [2006]
赤ワインも飲みました。これは凄いですよ。
開栓直後から、ベリー系の果実香と果実味がタップリで、僕は南の方のワインだと思ってました。
いや、タンニンもしっかりあって、酸味も伝わってきたのですが、サンジョヴェーゼらしさを
感じなかったのです(^^; で、少しごくごく飲んで、美味しいと思ったのですが。
かなり時間が経ってからも伸びやかな酸味?あら?
全然、落ちてないどころか、違うワインのような味になってました。
その場でシェフに尋ねるべきでしたね。
トスカーナのスヴェレート産だそうです。サンジョヴェーゼ80%、カナイオーロ20%。
もしかして、このカナイオーロってのがフルーティというか曲者なんでしょうか?
スヴェレートのマレンマといえば、サッシカイアやオルネライアとかのスーパートスカーナと
同じじゃないですか!それが、この値段?
ぜひ、もう一度、ゆっくり飲んで試してみたいので、どなたかご一緒しませんか?(笑)
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ちなみに料理も、一応色々食べたのですが、写真の方がうまく撮れていないので、
とりあえずこれだけは!マトンのハムだそうです。でも、全然臭みとかはなかったですよ。
とにかく旨かったので、載せておきます。
あと、鮎のコンフィもおいしかったんだけど、写真が・・・。ごめんなさい。

2008年07月22日

Auguri

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友人Fさん一行と、「La Antica Casa」にも行ってきました。その時に飲んだものです。
まず、アウグーリ ヴィノ・スプマンテ・ブリュットです。
もう本当に暑かったですからね。スプマンテでしょ、やっぱり。
ピノ・ネロ60%、シャルドネ18%、リースリング22%です。
フルーティだけど、しっかりとした酸味もあります。発泡もしっかりあった感じがします。
エチケットに大書されている"Auguri"とは、イタリア語で「おめでとう」という意味です。
パーティの始まりとか、新年のカウントダウンとか、お祝いに重宝なスプマンテだと思います。
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こちらは、以前紹介したことのあるマス・デ・モニストロルのカバ レセルバ ブルットです。
マカベオ40%、チャレーダ30%、チャレロ30%だそうです。訳が解らん(^^;
以前紹介したやつは、熟成36ヶ月もんだったのですが、これは15ヶ月です。
並みのシャンパンなら熟成は15ヶ月ですから、これは決して短い訳じゃないです。
ましてや丁寧な瓶内2次発酵のカバですから、豊かなフレーバーは楽しめます。
実際に飲んでみた感じでは、同じマス・デ・モニストロルでも、こちらの方がすっきり飲めて
好き!という人がいてもおかしくないなと僕は思いました。好みじゃないでしょうか?
特に暑い今の時期は、こっちの方を僕も推します(笑)
ただ、プレミアムレセルバ36ヶ月との価格差は僅かなものなので、我慢する事はないです。
どちらも、コスパが高く、損のないCAVAだと思います。

えっと、2日間続けて「La Antica Casa」に行ったので、続きます(笑)

2008年06月18日

le baroncole

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先日「La Antica Casa」で飲んだワインは全部で3本。
とりあえず、ビール。じゃない場合は、スプマンテと相場が決まっているようなもんですが、
そうやって気楽に飲むには旨すぎました(^^;
BALBINOT PROSECCO Spumante Brut
ヴェネト州のプロセッコです。辛口を頼んだらこれが。細かい泡が気持ちよく立ってます。
プロセッコの甘みが僅かにありますが、ナシかリンゴかフルーティで甘ったるそうな香りが
するのですが、そこはブリュット、さっぱりした味で、決して甘くはないのです(笑)
でも、豊かな香りのせいか余り辛く感じないのがいいですね。これから食うぞ!って時に、
抜群なスプマンテでした。
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benaco bresciano Ronchedone
ベナコ ブレッシアーノ ロッソ ロンケドーネ
えー、このワインを売ってる所は見つけられませんでした(^^;
ましてや僕らが飲んだのは、ヴィンテージが1998年。ロンバルディアのワインです。
サンジョヴェーゼじゃないと思ったのですが、最近のには含まれているようです。
カベルネ・フラン、グロペッロ、マルツェミーノ、カベルネ・ソーヴィニヨンの名前が見えます。
色は濃いルビー色。黒っぽいルビー色です。とにかくベリー香がすごい。
この香りの豊かさと味わいを同席した方々は絶賛していました。僕も香りは分かったのですが、
味がイマイチ好みじゃなかった。スパイシーで樽香すら感じるのですが、繊細な味なんです。
僕の苦手な味なんです。でも、20分置いたら、解りやすい味になりましたね。
グッっとくるスパイシーさと果実味が増して、余韻が長いというか多いと云うのか・・・。
これで、薄っぺらな安物なら、それでもいいんですが、僕の苦手なだけで繊細で高価なワインだと
いう事だけは解りました。調べてみたら2005年ヴィンテージで5800~7800円クラス(笑)
こんなもん、店で飲んだら、1万円オーバーです。
よく、こんなムチャなもん出してきましたね、シェフ。
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chanti classico le baroncole
キャンティ クラシコ バロンコーレ
3本目はこれ。僕は、サンジョヴェーゼが大好きって訳でもないのですが、解り易いので好き(笑)
もう、口に入れた途端に、強い酸味が来ますが薄っぺらでなくベリー香やチェリー香?かなんかが
来ますね。グッとハナを突き抜けるような僕にでも解りやすいサンジョヴェーゼらしい味。
僕にでも解るって事は、しっかりしているってことで、こりゃすげぇ良いワイン?
シェフが色々説明してくれて、スーパートスカーナだと言ってましたが、イマイチ理解できなかっ
たので調べました(笑)あららー、ほんまスーパートスカーナですわ、これ。
作り手のサン・ジュスト・ア・レンテンナーノは、2000年と2001年のサンジョヴェーゼでは、
長期熟成に向かないと判断して、『ペルカルロ』を諦めて『バロンコール』って名前にしたらしい。
ちなみに1997年のペルカルロは、28,800円で流通してました(笑)
要するにバロンコールは、ペルカルロに使用するはずの畑の葡萄で造られた、お値打ちな
キャンティ・クラシコです。しかも2000年の生産量は約15,000本のみ。
値段以上の希少価値を感じます。いや、美味しかったですもん。
でも、シェフ、散財ですね(笑)よくも、こんな赤2本、蔵出ししましたね。
畏れ入ります。そしてごちそうさまでした。

2008年06月17日

Io sono pieno

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おはまさん達、御一行の目的は、「La Antica Casa」なので、勿論行ってきました(^^)
この日のこのお店は、凄かったですね。写真のような皿がバンバン出てきた(笑)
写真は左からクロスティーニ、生ハム盛合わせ、サラミ系ハム盛合わせ。
当然ですが、1皿で3人分です。こんなもん、1人では食べ切れません。
この日は6名だったので、この皿が2枚づつ出てきました。この時点で飽和状態です(笑)
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写真左:フランス・ロワール産ホワイトアスパラのグリル。グアンチャーレ添え。
写真中:正真正銘、水牛のモッツァレラを丸々ひとつ(笑)
写真右:甘エビ、鯵、サーモンのカルパッチョ。
記憶が確かならば、出てきた順番に並べてるのですが、6皿めにカルパッチョですから(笑)
モッツァレラ、おいしかったね(笑)>まゆちゃん
ホワイトアスパラのグリルもあの甘さが奇跡ですね。
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写真左:エスカルゴ風さざえ。何度も云うけどソースが美味しいんです。
普通のエスカルゴバターだったら、食べれない人がいたと思われます(^^;
写真中:トレヴィスと赤ワインのリゾット。トレヴィスと云うのが一般的に通じると思うのですが、
ラディッキオです。種類はプレコーチェだと思います。後からグリルでも出てきたので、良いものが
入荷してきたのだと思います。リゾットに入ってるパンチェッタ(まさか、これはグアンチャーレ
ではないですよね)のアクセントがステキでした。
写真右:ほうれん草を練りこんだフェットチーネ。あれ?タリオリーニかな?(笑)
で、・・・何皿だ?あ、9皿ですね。まだ続く。

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2008年05月27日

'Nduja

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大阪土産と、戦勝報告(何の?・笑)がてら、またまた「La Antica Casa」に行ってきました。
写真は、ソーセージ盛合わせ(^^)
写真中がンドゥーヤです。カラブリアの名物料理で唐辛子と豚肉をソーセージにしたもの。
ただ辛いだけじゃなく旨味があります。辛いもの好きな僕には嬉しい逸品です。
写真左はサルデッラ。こちらもカラブリアの伝統食材です。しらすの唐辛子漬けです。
見た目に辛そうですけど、辛いです。でも、見た目ほどではないですよ。
僕は辛いものが好きですが、いわゆる我慢勝負みたいなのは嫌いですから。
ゆえにおいしく食べられる辛さだという事です。
このンドゥーヤとサルデッラは添えられたバゲットのトーストに塗って食べるのが極上です。
ま、そのまま食べてもマンマ・ミーア!なんですが(笑)
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写真左はチョリソですね。これも辛いけどそれほどでもない。でもチョリソってスペインでしょ?
メキシコとかのチョリソに辛いイメージがありますが、本場スペインのチョリソって、それほど
辛くないんじゃないかな。憶測ですが。スペイン人、こんな辛いもん好まないもん(苦笑)
これも旨味があって好きですが、チョリソは肉を挽きません。ンドゥーヤは挽きます。
写真中はソプレッサータです。じゃ、これはどうするかと言うと「潰す」そうです。
で、大腸に詰める。間違えて小腸に詰めるとサルシッチャになります(笑)
ここまで来ると食べてるうちに何が何だか解らなくなってきますね。要するに軟サラミです。
チョリソとの区別が付きにくいですが。
写真右はボッコライオ。グアンチャーレです。豚の頬から喉にかけての脂身の多い部位を使って
います。この脂身の旨味が最高です。
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写真左はサルサ・イン・サオール。鰯のマリネ。ヴェネツィアの名物料理だそうですね。
見た目の通りです。おいしいに決まってます(笑)
写真右はカサレッチェ・シチリアーニ。イタリア語で「家庭の」とか「手製の」という意味の
シチリアの伝統パスタです。溝のようなフチにソースによく絡みます。絶妙です。
田舎に住んでるからと云って都会に美味いイタ飯を求める必要はないな(笑)
この店が一番、手堅いぞ(笑)

2008年05月14日

杉本ポーク

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先日いただいたお手土産のお礼に「La Antica Casa」へ行ってきました。
土産話を聞いていたらまた東京へ行きたくなりましたね。てか中目黒へ(笑)
写真は「フルーツトマトとモッツァレラのクロスティーニ」。
トマトとチーズが美味しいのは、もう当たり前に美味しいのですが、なんかソースとなるオイルが
美味しいんですよね。味の加減とサジ加減。かかりすぎててもパンがぐちゃぐちゃになるし。
で、やっぱりトマトの甘さとモッツァレラのくせがない濃厚感でしょうか(^^)
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写真左と中。杉本ポークのグリル。福井県の畜産で1週間に1頭だそうです。調べたのですが、
情報は無し。でも福井市のフレンチでも使用されてる店があるようですね。
美味しかったけど、肉がいいのか腕がいいのか(笑)
写真右は食べ比べのために出してくれたイベリコ豚のグリル。これも旨っ。
てか、脂の旨味に絶対のものがありますね。やっぱ種の問題かな(^^;
ごちそうさまでした。今回もおいしいものをありがとうございました。

2008年04月22日

コルツェッティ

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デシモーネのカレンダーを手土産に「La Antica Casa」へ行ってきました。
この日は仕事が終わるのが遅くなり、お腹が減ってる訳でも膨れている訳でもなく、お任せで。
写真左は「くりかぼちゃと原木椎茸のマリネ」です。うちも普段はほとんど和食で、カボチャと
椎茸は結構食べますが、マリネの感覚はなかったですね。おいしい。おいしい。
写真右は「エスカルゴ風さざえ」。付け合せのパンもおいしいけど、ツボ焼きじゃないサザエも
絶妙の味です。僕はエスカルゴは、かたつむりが嫌いな訳じゃなく、ソースの極端な味が苦手
なのですが、やっぱり僕が苦手なのはソースだと確信しました。だって、時代屋で食べる
エスカルゴや、このサザエはメチャクチャおいしい。
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リグーリア州の代表的なパスタ、CORZETTI(コルツェッティ)です。
先日行った「カシーナ・カナミッラ」のブオンリコルド料理でしたので、シェフの佐藤シェフに
対するライバル心のオマージュだと思います(笑)
使われているムール貝はアドリア海産だそうです。とにかく旨い。
写真右はコルツェッティの木型。まず、模様のない底の部分でパスタを円形にくり抜きます。
そして、円形の生地を模様の面に載せて、もうひとつの型で上から押さえると、両面に違う
模様が刻まれます。これは視覚に訴えますが、実際は凹凸の食感やソースを絡める役目を
果たしています。いや、本当においしかったです。ごちそうさまでした。

2008年04月02日

Amatriciana

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えっとこれは本当の話で(←何が?笑)、「La Antica Casa」に行ってきました。
盗難事件の話も聞いておかなくちゃいけなかったので(笑)
まぁ、そちらの事件の話は、無事ケガ人も出ず解決したようです。世の中には不心得者が多いな。
用心に越した事はありません。
で、早速、今が旬のホワイトアスパラガスを。フランス産の良いのが入荷されてたのでグリルで。
ほんと得も云われぬおいしさ、甘さですね。何で野菜なのにグリルしただけでこれだけ甘いか
本当に口にしなければ信じ難い甘さです。感動すらおぼえます。
そして添えられているグァンチャーレが、またすごいんです。
ベーコンなのですが、パンチェッタはバラ肉ですがグァンチャーレは頬肉です。
本来カルボナーラは、このグァンチャーレを用いて作るのが正調のようです。
少しスモークもされているような味で、脂の味が深いです。パンチェッタでもその深みは感じ
ますが、グァンチャーレはその上をいきます。誰が食べてもわかるぐらい凄いです。
で、綺麗な味で口の中が脂っぽくなりません。素晴らしいもんが世の中にはあるなぁ。
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そして正調アマトリチャーナ。ナポリタンとか云わないよーに(笑)
正しいアマトリチャーナは、ブカティーニとペコリーノ・ロマーノチーズを使って作るそうです。
トマトソースすら使わない。って話もあるけど、ローマのアマトリチャーナすらトマトソースを
ベースにするのが一般的なんだから。中田英寿が食ってたアマトリチャーナもトマトソースです。
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アマトリチャーナは、スパゲッティよりもやや太いブカティーニを使います。
中心に穴のあいたロングパスタです。このベルミチェリブカティはもちもちした感触とこってりした
アマトリチャーナのソースとの馴染み具合がよかったです。
これもほんと甘かった。甘味料の甘さではなく、素材が持つ自然の甘みを引き出すシェフの手腕は
やっぱ3本フォークでも良いと思うのですが(笑)

2008年02月18日

ヴェネトとプーリア

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「La Antica Casa」に行って食べたものです。
トレヴィスの赤ワインのリゾット。
うん、こんなもん、初めて食べました。赤ワイン風味のリゾットなんて。おいしい。
トレヴィスは、こうやってもえぐさがないですね。不思議。
これにもパンチェッタが入ってました。ほんと、おいしいです。
トレヴィスはヴェネト産だと思いますが、これもヴェネト州の料理でしょうか。
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パスタは、菜の花のオレキエッティ。
オレキエッティってのは「小さな耳」って意味だそうです。まぁ耳たぶみたいなもん。
少しモチっとした歯ごたえがある、しっかしりしたショートパスタです。
ソースともうまく絡んでいるので、味もしっかりしています。
これは完全にプーリア風ですよね。
奇しくもアドリア海沿岸、北と南の風を感じる料理でした。美味しかったです。

2008年02月17日

ロワール産ホワイトアスパラガス

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フレッシュのホワイトアスパラガスが入荷したと聞き、「La Antica Casa」に行ってきました。
(写真左:菜の花とホワイトアスパラガスのフリット)
(写真中:ホワイトアスパラガスのグリル、黒トリュフ&パンチェッタ添え)
(写真右:フランス・ロワール産ホワイトアスパラガス)
フリットは、トリュフ塩かタルタルソースでいただきます。
めちゃくちゃ旨いです。菜の花もホワイトアスパラも春の訪れを告げる食材ですね(^^)
グリルの方もそうですが、苦さとかえぐ味とか全然なく、上品な甘みと香りがします。
そして柔らかいです。意外でしたが、淡白なホワイトアスパラガスにパンチェッタ合います。
火を通す前のホワイトアスパラガスもカズ君が持って来てくれて写真を撮らせていただきましたが、
本当に瑞々しい感じがしました。長さも長い!(笑)
太さも十分ですが、これから春になってイタリア産が出回るともっと太くなると思います。
アスパラガスは、細くても太くても繊維の本数は同じなので、太いほど柔らかいそうです。
このロワール産も十分柔らかかったですけどね。
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ところで、グリルに添えてあったトリュフですが、このトリュフがやけに大きかったので撮影。
スライサーや皿から大きさは察してください(笑)。縞も綺麗に出てましたよ。
残念ながら黒トリュフはもうすぐ終わります。在庫限りでしょうかね?3月あるかな?
惜しむらくは「ホワイトアスパラガスのビスマルクとトリュフ」を食べてない事ですね。
これから旬のホワイトアスパラガスと旬が終わるトリュフのすれ違いの刹那です(笑)
しまったなぁ、食べておけばよかったかな。おはまさんでも呼んで、また行くか(笑)
あ、トリュフ塩なら一年中ありますね(笑)

2008年01月29日

Radicchio Precoce

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時代屋で、もう一皿いただきました。てか、サービスしてくれました(^^)
菜の花とラディッキオのグリルです。
どちらも、ほろ苦さをもった野菜で、好きな方はその苦さが良いんでしょうが、元々野菜嫌いな
僕は苦さが苦手です。でもね、これはグリルしてあるせいもあるでしょうが、全然苦くない。
甘い。ラディッキオなんて、チコリですよ。でも、苦くない。甘い。おいしい!
ちなみに以前、タルディーボに関する記事を書いたことがありますが、これはプレコーチェって
種類のラディッキオです。
トレヴィーゾを産地とするラディッキオにはプレコーチェとタルディーボが有名です。
正しくはプレコーチェ・メソーラって云うのかな。そのプレコーチェが大量入荷(笑)
最近はラディッキオも一年中あるんですね。育成が難しく軟白とかの手がかかって大変でしょうが。
その分、高価だと思います。どなたかラディッキオを大量に栽培してくれないですか?
確か、タルディーボの種は時代屋にあった気がします(笑)

2008年01月27日

とろサーモン

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(写真左:地蛸ととろサーモンのカルパッチョ)
(写真右:菜の花とホタルイカのパスタ)
今年初めての時代屋に行ってきました。相変わらず繁盛しています。何よりです。
また、いろんな皿やランプやフィギュアが明らかに増えていました(笑)
さて、お料理ですが、このカルパッチョおいしかった。タコも信じられないくらい柔らかくて。
とろサーモンも。とろサーモンと云ってもお笑い芸人じゃないですから(笑)
こういうものです。
僕は焼き鮭は大好きですが、ルイベとかスモークサーモンは余り有り難く思わない人です。嫌いじゃ
ないから、食べるけどね。だから、お寿司のサーモンも嫌いじゃないけど、すすんでは食べません。
でも、このとろサーモンは旨かった。癖もないし、脂が上品。カルパッチョに絶妙。
まぁ、カルパッチョと云ってもかかってるのがオーリオだけでなく、ちょこちょこ手を加えてある
んですけどね。これが味を際だ立てているのは解るのですが。本当においしかったです。
パスタの方もおいしかったですよ。一見、バジルソースに見えるのですが、菜の花のソースですね。
別にペーストとかにしてある訳じゃない。絡める際に、火が通って柔らかくなった菜の花を、
うまく和えるそうです。もちろんトッピングされてる菜の花は、シャキっとしてます。
ホタルイカもおいしかったです。ごちそうさまでした。
さぁ今年は、あとどれだけ美味しいイタリア料理を食べれるかな。楽しみです。
油断すると美術工芸品が増えているので、チェックも入れておかないと(笑)

2007年12月19日

PRIMO PALATUM NAVARRA

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これがFクン達と「La Antica Casa」で抜いた2本目のワインなんですが・・・。
僕は本当に味見程度なんです。今、猛烈に後悔しています。もっと飲んでおくべきだったと。
ヴィンテージは99年。てか、PRIMO PALATUM NAVARRA(プリモ・パラトゥム ナヴァラ)は、
この年だけ。開栓後、シェフは未だだと感じたのかデキャンタージュしてくれたのですが、
これが素晴らしい香りの素直に美味しいワインだったのです。
甘い感じの果実香も果実味も豊かで、ぶわっーと来る感じの。でも余り飲んでないのです。
単一品種ではないと思ってましたが、Tempranillo 50%, Cabernet Sauvignon 50%だそうです。
ボルドーのネゴシアンがスペインのナヴァラで3000本だけ作ったワインだそうです。
シェフ、ご存知でした?
参りました。もう2度と飲めないかも。もっと飲んでおくべきでした(^^;
これ、美味しいから覚えておこうと思ってたもんで。多分、FクンやTクンも。
もう知らん!プリモ・パラトゥムについては、こちらを勝手に見て下さい。
もし、これを見つけた方がいらっしゃったら即買いすることをお薦めします。
絶対に美味しいから。買って損することはないです。
てか、そのうち素晴らしい値段に高騰するでしょう。モノがないんだから。
だから、セラーをお持ちでない方や保存に自信のない方は即飲みです。
もちろん、デキャンタージュをお薦めしますが、勝手に開くのを待つのも悪くないかも。

利きオリーブオイル

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「La Antica Casa」に行ったのは、いつもの同級生の気が置けない連中だったので、あーでもない
こーでもないと下らない話をしつつ、オリーブオイルについて言及していたら、こんなもんが出て
きました。くどいようですが、こんなもん、間違っても正規のメニューじゃないです(笑)
「利きオリーブオイル大会」(パフパフ♪・違)
浮かしてあるピンクペッパーの数は、それぞれの皿番号を意味します(笑)
ちなみに、全てエキスタラヴァージンオイルです。まずいものは、ないです。
・マルケ州産2005年SOL MEDIO部門金賞
・スペイン産
・トスカーナ産 ノンフィルター
・トスカーナ産 ミシュラン店で使用
・プーリア産
わからんもんですね。僕なんか全部外した。あら?
結論、スペイン産はコスパが高い(笑)

2007年12月18日

チョコと塩

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「La Antica Casa」に行ったのは、いつもの同級生の気が置けない連中だったので、あーでもない
こーでもないと下らない話をしつつ、トリュフ塩の話までしていたら、こんなものが出てきました。
それが、この写真です。「トリュフチョコ&白トリュフ入り塩」(笑)
こんなもん、間違っても正規のメニューじゃないですからね!
で、味見してみると、チョコと塩は相性が良いのでなかなかでした(^^)
てか、みんな(特にFクン)は、「白トリュフ入り塩」にのけぞっていたので、チョコを味わう
余裕がなかったかもしれません(笑)
とにかく、この「白トリュフ入り塩」の威力を知ってもらえただけで僕は満足です。

Valderiz

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Valderiz (ヴァルデリス)
テルモ・ロドリゲス、みたび!(笑)
先日、Fクンが帰国していたので、いつもの連中と「La Antica Casa」へ行ってきました。
ワインは2本飲んだのですが、そのうちの1本がこれ。僕は飲めない上に、車を運転していたので
本当に味見程度だったのですが・・・。それでも、これは凄かったですよ。
以前飲んだテルモ・ロドリゲスは、これこれで、なんかただもんじゃない雰囲気は感じながらも、
イマイチよく解らない部分があったのですが、このヴァルデリスは値段に比例して解り易かったです。
ヴィンテージは2000年。葡萄品種はテンプラニーリョ100%。ティンタ・デル・パイスって呼び方
もするみたいですね。こんなもん、覚えれん。
いきなり全開って訳ではなかったです。でも、ひと口めからFクンが絶賛してたように、繊細かつ
丁寧な感じ。色はガーネット系。香りは豊かですが複雑です。果実香は20分位してから開いた
感があります。ヴァニラ香も有り。スパイス感も感じます。タンニンも弱くはないですが、
滑らかで飲みやすいです。何より僕みたいな者ですら感じられる素直な味わい。
これ、ちょっと畏るべしかも。僕なんかが飲むには少し高いかもしれませんが、それでもこの値段。
コスパは明らかに高いです。田崎真也がどう誉めたかは知らないけど、田崎真也やパーカーを
関係無しに、これは飲むべし!(笑)

2007年12月04日

Osso Buco

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「時代屋」でノヴェッロを楽しんだ時の料理です。
写真左が前菜の盛合わせ。初めて食べる人は、これでいつもかなり感動してます(^^)
まぁ何度も食べてる僕も感動するのですが。ヤリイカとかパテとか本当においしい。
写真右が温前菜のシメジのフリット、トリュフ添え。出た、トリュフ!しかもでかい!(笑)
シメジもおいしい。玄関に生えたキノコを食ってる場合じゃないです。
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写真左はキノコとトリュフのリゾット。ポルチーニのえもいわれぬ風味とトリュフの香りが。
写真右はラビオリ海鮮スープ仕立て。これ、最高です。この2品は本当にすごかったです。
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写真左は鱸(すずき)のポワレ。付け合せの野菜の焼け具合も素敵でした。
ズッキーニもおいしかったです。
写真右はオーソブッコ。牛すね肉の煮込みです。これ初めて(^^)
骨を器にしてリゾットを添えてあります。これもすごかったな。もう絶品!
トリュフの風味もすごかった。そういえばMちゃんは、一晩でトリュフに開眼してたようです。
ま、そりゃそうか。これだけパワープレーでトリュフ三昧押しされればオチますよね(笑)
けど、この記事書いてて思ったけど、トリュフのバリューを棚上げしたとしても、これだけの
料理をあの値段で提供していただいたのは本当に申し訳ないです。
シェフ、感謝にたえません。ありがとうございました。
申し訳ないけど、ここには値段書けません。「時代屋」が、つぶれると困るから(笑)

2007年12月03日

コンティ・ゼッカ2007

おはまさんの友人達と「時代屋」でノヴェッロを楽しんできました。
今年も僕のノヴェッロは、これです。4年連続。
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ノヴェッロ・サレント コンティ・ゼッカ[2007]
南イタリアのプーリア州、サレント半島産です。
果実味があふれるというか、新酒とは思えないほど濃厚な力を感じます。
でも、やはり新酒ならではのフレッシュ感も感じますし、口当たりもいいです。
こうやって、毎年無事に同じノヴェッロを楽しめる幸せも感じます。
そして、ワインは誰と飲むかも重要だそうです。
そりゃそうだ。僕だけじゃ1杯しか飲めないから(違)
ノヴェッロ以外のワインも飲んだのですが、それは後日に(^^)

2007年11月16日

KIRIN BEER MUG COLLECTION

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「La Antica Casa」シェフズ・コレクションの続きです(笑)
「デ・シモーネ」も素晴らしかったですが、今回は胡散臭さが漂わない正真正銘の逸品です。
なんたって、相手はあのキリンビールですから。

キリンでは、ビールにまつわるさまざまな活動の一環として、過去25年間に
わたって、世界の名窯製オリジナルビヤマグを発表・頒布してまいりました。
この結果、『キリン ビヤマグ コレクション』は、世界20カ国以上の陶磁器・
ガラスメーカーによる作品をひとつに括る、他に類を見ない「価値あるビールの器」
としての一大コレクションとなっています。

KIRIN BEER MUG COLLECTION
写真はイタリア最古の名窯“トスカーナの白い肌”ことリチャード・ジノリです。
うーんいい。これ欲しいな。お金さえあれば何とかなるかも。でも手が出ません。
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けど、本当に凄いのはこっちですね。前述のサイトにも掲載されていません。
FAENZA(ファエンツァ)窯の陶器ですね。こりゃすごい代物です。欧州に名だたる製陶業の都市、
ファエンツァの底力ですね。
あのジョバンニ・デ・シモ-ネも若い頃にファエンツァ陶芸学校で陶器製作を学んでいます。
僕の写真がお粗末で申し訳ないのですが、実物は素晴らしい発色です。緑色なんて本当に
深みのある言葉では表現できないほどに。紺色なんかも七宝を思わせるような発色です。
調べたら1300年代にすでにファエンツァでは七宝焼が行なわれていたそうです。
イタリアが持つ良質なエレガントさを感じる逸品です。

2007年11月15日

オールド「デ・シモーネ」

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「La Antica Casa」シェフズ・コレクションです(笑)
まぁ、この人の趣味に関わるとキリがないのですが、そこはそれ。
僕なんかでも解る、これはちょっと凄いよセレクションです(笑)
これは、ご存知、ジョバンニ・デ・シモ-ネです。でも、少し古い感じがするでしょ?
もしかすると、オールド「デ・シモーネ」じゃないかということです。
古いといってもジョバンニは1930年の生まれで、プロになったのは1951年ですから、まだ60年は
経っていません。残念ながら1991年に亡くなられています。
現在ではデ・シモ-ネ陶芸は、3世代目の陶芸家の育成になってきています。
っと云う事は、少々古い約35~50年前の作品なら、ジョバンニ本人の手による作品になるって
ことですよね。これは絶対、そうなんじゃないかと思います。
底に入っている銘はこんな感じ。「0.11」は日付じゃないかと勘ぐりましたが、どうやら
違うような気がします。これは、きっと商品番号ですね。
このサインの筆跡、独特のEやMやAやYが解り易いですが、この辺りのクセは現在もちゃんと
踏襲されています。これは、手書きといいながらもロゴと言って差し支えないですね。
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シェフは、この作品を商店から購入した訳でなく、コレクターから譲り受けたようです。
正しくは、陶芸コレクターのご家族が処分された形かと思います。
そのコレクターの方は多分素晴らしい方ですよ。茶道か何かの嗜みのあった方でしょうか。
多分、水差しかなんかに使うために、蓋を別注しておられる(爆)
驚きです。これが「デ・シモーネ」のオリジナルなら、もうひとつ驚きますが、それはあり得ない
でしょう(^^)そして、前の所有者は箱までお作りになられたようです。
「伊太利」「陶戯画」の文字が(笑)
前の所有者は御生存かどうか解りませんが、粋な茶人であったろうと思われます。
そして、それくらい古いものならば、あのピカソと交流のあったジョバンニ・デ・シモ-ネ、
本人の手による作品であると鑑定士IWAの確かな目は推察します(笑)

2007年11月14日

Pate de compagne

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「La Antica Casa」(時代屋)の続きです。
かずくん特製、パテ・ド・カンパーニュ(田舎風のパテ)です。
以前にも食べた事あるんだけど、ほんと食感と風味が抜群なんですって。
ピクルスが美味しく感じられるのは、この時だけ。ピクルス嫌いなもんで。
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生ハムはスペイン産生ハムやクラテッロじゃないとは感じたのですが、食べなれているパルマ産とは
微妙に違うんじゃないかと思ったので、尋ねてみたらサンダニエーレ産とのこと。
サンダニエーレってのはイタリア北東部なんですが、パルマと並んでプロシュットの二大産地だそう
です。アルプスの山々か降りてくる冷たい乾いた空気とアドリア海から空気が独特の微気候と
呼ばれるものを生み出し、サンダニエーレ協会のもとで繊細な風味を醸し出してるようです。
実際、微妙に美味しかったです。パルマ産より、絶対においしい。
現在、時代屋では、このプロシュットの二大産地食べ比べ盛合わせがメニューにあるようなので、
ぜひお試しください。
写真右は、イタリアのオムレツ、「フリタータ」。穏やかな味のオムレツになってます。
いかにもイタリアの家庭料理って感じです。中は何でも良さそうでポテトとか野菜が一般的の
ようですが、今回はパスタも入ってました。どうやら時代屋さんの賄い料理のようです(笑)

2007年11月13日

地鶏のカルパッチョ

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今年のノヴェッロを飲む段取りをしに、「La Antica Casa」(時代屋)に行ってきました。
この店では最近、破格の値段のマルケ産のオーリオを大盤振る舞いしているという評判を
聞きつけてはいたのですが、どうやら偽りなしのようです。
写真はミックスビーンズのサラダ。一応、数えてみたら4種類茹でてありました。
多分、いんげん、白いんげん、ひよこ豆、うずら豆だと思います。
写真を撮っていたら、さりげなくアスコラナの瓶を渡されました(笑)確かに、空でした。
どうやら、大量仕入れして、バンバン使っているようです。
シェフ曰く「もう、そんなもん、コンフィにも使ってるよ!」(爆)
さすがに、これは嘘だと思います。万が一、本当なら、時代屋が心配です(笑)
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コチラは地鶏のカルパッチョ。地鶏は自家製の燻製だそうです。
時節柄、お約束かなと思いながら「これは勿論、偽装の比内地鶏ですよね!」とツッコミ入れた
けど、そういうのは既に想定済みのようで、メニューには福島県産と明記されてました(笑)
けど、僕のツッコミに、すかさず「もちろん!」と答えたシェフもどうかと思います(^^;

2007年10月18日

CASTELLI DEL DUCA

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カステッリ・デル・ルゥーカ ロッソ
おはまさん達と「La Antica Casa」へ行った時に抜いたワインの3本目です。
イタリア万歳!(^^)これは、解り易くおいしかったです(笑)
少し黄色じゃないなオレンジっぽい赤色。わりとしっかりしたボディなのですがまろやかというか
丸みがあるという表現を使うのでしょうか(笑)聞けばボナルダ種とかいう訳の解らない品種です。
エミリア・ロマーニャの地葡萄だそうです。うん、こういうのが僕は好きです。
だからと言って決して薄っぺらいモノじゃないです。ほんと値打ちのあるワインです、これは。
え、メディチ家が立ち上げたブランドなんですか?
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ヴァケラス・ヴィエイユ・ヴィーニュ[ドメーヌ・ル・クルリュ]
で、4本目。最後にチーフが抜いてくれたワインです。ブラインドで当てろとやりあってましたが。
なんか熟成が感じられて、タンニンを感じるけど嫌らしくなくて、酸味と何かの芳香が強く思え
複雑な感じ。口に含んで飲むと、何だか力強さを感じます。
聞けばコート・デュ・ローヌでグルナッシュ種。そりゃ解らない。ちょっと地図も持ってきて(笑)
僕なりに美味しかったですが、こういうのはワイン好きな人に任せます。
このワインを評する事が出来るようになればワイン通だと思います。
うわっ!高価ですね!これ、ちょっと勿体ない飲み方しましたね。最初に飲んだらもう少し違う
楽しみ方が出来たかもしれません。午前1時頃に飲むのはもったいないです(笑)
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ラ・スピネッタ/パッシート・オーロ
忘れてました。途中、写真左のようなグラスで、こんな高価なワインも飲ませていただきました。
モスカート種ってのを通常より遅く収穫し、その後セラーの中で陰干しして造られるそうです。
全然違いますが枝付き干し葡萄のイメージではないかと(笑)甘く濃い味のワインです。
料理と合わせるというよりデザートと合わせるとか、食後酒でいいのではないかってくらいに。
でも、甘ったるいって印象はないですね。酸味もあります。これは強烈な印象でした(笑)

2007年10月17日

LARINUM

おはまさん達と「La Antica Casa」へ行った時に抜いたワインも紹介しておきます。
僕がワインについて書くのはどうかと思いますが、備忘録も兼ねてなのでご容赦ください。
あと、騙されてみてもいいかなって方は、ぜひどうぞ(笑)安いですから。
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ラリナム モンテプルチアーノ・ダブルッツォ
1本目はこれでした。お約束のモンテプルチアーノ。でも、抜群においしかったです!
色は濃いです。香りも甘い香りがぶわっと広がります。しっかりとした味ですが、酸味はまぁまぁ、
甘くはないですね。少しスパイシーな感じもします。とにかく果実香が豊かです。
これ、本当に美味しかったです。っつうか僕にはモンテプルチアーノが合うのかも(笑)
で、今調べたらロバートパーカーJrも「トラック単位で購入すべきワイン」って言ってるそう
ですね。でも、そんなの関係ねぇ!この値段に瞠目してください。騙されてもいいでしょ。
リストランテで十分グラスワインに使えるでしょ、これは。
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LZ(エレセッタ)テルモ・ロドリゲス
2本目は、これでした。おはまさんはスペインワインが好きなのとジャケット買いする傾向に
あることを考慮してのシェフのチョイスだと思います。確かにラベルも斬新なら味も斬新(笑)
僕には斬新すぎました。明るいルビー色だけど濃くはなく、フレッシュな果実香やかずかに
ハーブ香がするのですが、なんかよく解りませんでした。
「これはテンプラニーニョ単一じゃないよね?」とか「時間を置いたら少し味が変わってきた」
とか、おはまさんと怪訝そうに話しながらも、いまいちよく解らなかったのですが、
さっき調べたらテルモ・ロドリゲスってガーゴですよね、確か。
で、ランサガのセカンド的存在ってことだそうです。相変わらずよく解らないけど(笑)
かなり繊細な作り手のようで、ヴィンテージは2001年だったのですが、開栓翌日でもおいしいって
記述も見つけたので、もしかすると置いておけばもっと変わったかも。要するにそういうワインは
まだまだ指導者がいないと僕には解らないということです(笑)
とりあえず、あと2本飲んだけど、長くなったので、次の機会に。

2007年10月16日

Le Noir de Bigorre

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「La Antica Casa」(時代屋)へ行ってきました。元々友人と約束をしていたのですが、誘ったら
おはまさんも関西からやってきました(笑)
写真左は温前菜フレッシュポルチーニのソテー。手前にあるのはパルミジャーノ・レッジャーノ。
今年初のフレッシュポルチーニです。
写真中央がアンティパストミスティ。中央にあるのが水牛のモッツァレラ。時計で6時の位置に
あるのがマカジキのキャビア添え。8時の位置にあるのがトリッパ。2時の位置にあるのが、
サンマのコンフィ。そして12時の位置にあるのが生ハムいちじく添えです。
写真右のこの生ハム、見た目で解りませんがノワール・ド・ビゴールというフランスはオート=
ピレネー産の24ヶ月熟成ものです。古代のピレネー山脈に棲んでいた豚がスペイン側へと降り
たのが「イベリコ豚」、フランス側へと降りたのが「ビゴール豚」です(笑)
僕は、元々プロシュートの繊細な味よりハモン・イベリコの解り易い味を好きなのですが、
このビゴールは部位が太腿じゃないんじゃないかとシェフに尋ねたほど、味が濃く味わい
深いです。こりゃ絶対タダモノじゃないですね。もう一度、食べたい。
興味のある方は、こちらにも詳しく載っています。
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写真左はポルチーニソースのラビオリ。絶妙。うまーーーい!フレッシュなポルチーニと乾燥の
絡み具合が最高です。ちょっと旨すぎですね。
写真右は、がら海老のフリットとカワハギ生ハム巻きのサルティンボッカ。特にがら海老は
殻のままサクっと食べれる揚げ具合が絶妙。頭が超美味。今日は、どうしたんですか?
サービスデーですかってくらいの大盤振る舞いですね。あまりのことにメインの肉料理も
写真を撮り損ねました。申し訳ない。だって食べるのに夢中になってしまったんだもん。
ほんと、素晴らしいコース料理でした。一応、おはまさんが来るので、ポルチーニはお願い
してあったのですが、あそこまでふんだんに使っていただけるとは。あと、最初から最後まで
リチャードジノリの皿に盛られてきましたね。コーディネイトもお見事でした。
ごちそうさまでした(^^)

2007年09月01日

のど自慢

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9月ですね。9月になると敦賀は気比神宮のお祭りです。街中が馬鹿みたいになります。
ま、それは良いとして、今月は「La Antica Casa」(時代屋)も、ある意味祭りかも(笑)
写真はサルティンボッカ。本来は「さっさっと食べろ!」みたいな意味を持つ料理だとシェフに
以前聞いた気がするのですが、こんなに立派に綺麗に出されるとそうはいきません(^^;
しかも、使用してるのは六白豚。当たり前ですが、おいしいです。盛り付けもジノリのエデンに
映えています。
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こちらは、ハタケシメジのソテー。単なるソテーですが、このハタケシメジの食感と味は、
いわゆるブナシメジなんか遥かに上回ります。そしてここへ、昨日書いた白トリュフ入り塩を、
ほんの少しパラっと。すごいゴージャスな味に変化します。なんじゃこりゃ???
畏るべし、白トリュフ入り塩。
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さて、ここからが本題。
毎週、日曜日のお昼どきといえば、NHKのど自慢。(←見てないけど・笑)
NHKのど自慢が敦賀に来ます。明日じゃなくて9月9日ね。
当然(何が?)、「La Antica Casa」のシェフが出場します。鐘を鳴らしまくります!
前日には予選もあるのですが、そんなもんは屁の河童です。絶対通る。僕が保証する。
このブログをご覧の皆さんも、「こいつがシェフかー!」と叫んでみてください。
一目で解りますから(笑)そしてその歌に剋目して拍手喝さいして下さい。

2007年08月31日

SALE CON TARTUFO BIANCO

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先日「La Antica Casa」(時代屋)で仕入れたネタです(^^)
最近あの店で仕入れるネタというと柿右衛門とか魯山人とか骨董品店みたいな話が多かったの
ですが、こういうのを見つけると、ああ、やっぱここはリストランテだ!と安心します(笑)
えっと、塩なんですけどね。白トリュフ入り塩です。タートフランゲ社。
少し舐めてみましたけどね、こりゃすごい代物ですよ。
舐めた瞬間にクイーンの音楽やお花畑は広がりませんが(笑)
うーんとね、目を閉じた瞬間、山野を駆け抜けるトリュフ犬がワンワン!って吠えます。
こんなふざけた良品を仕入れてるのは、あのサンヨーエンタープライズ株式会社でした。
白トリュフのエキスだけで、こんな凄いものかと思ってたら、違いました。
白トリュフをフリーズドライしたものが入ってるそうです。
まさにエキサイティングな逸品です。僕もフェアに出かけて買ってこようっと!
こんなもんあったら、サマートリュフにふりかけるだけで本物以上の味と匂いですよ、ほんと。

2007年08月21日

TARANTINO DESIDERIUM

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気を取り直して3本目。PRIMITIVO TARANTINO DESIDERIUM
これは凄かったですね。プーリア州のワインです。
どうやら、完熟して干しブドウっぽくなった葡萄から作られるワインのようで、その甘さとコク、
そして果実味も凝縮された感じを受けます。
おいしい。おいしいけど、これは僕が知ってるワインとは違う。糖度も高くデザート用っぽい。
おまけに飲んでる時にも少し感じたけど、調べたらやっぱりアルコール度数も高いじゃないですか。
その甘さにつられて飲んじゃいましたよ、下戸の僕が。酔いました(苦笑)
でも、このワインは少しだけ高価なんですよね。ワインをチョイスする場合、色々なケースが
あると思いますが、こういう機会に多人数でこのワインを分け合って飲めた事は、良い経験に
なりました。ありがとうございました。

バルバッツァーレ ロッソ

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2本目に飲んだのがこれ。COTTANERA Barbazzle Rosso
これは、普通に美味しかったですね。タンニンは強くなくベリーの芳香とかフルーティ。
でも薄っぺらい感じじゃなく、本当においしいサンジョヴェーゼらしいワインです。
・・・ん。あら?ネロダヴォラ種って何ですか?(苦笑)あらら?
とにかく、普通においしかったです(笑)

エンメ・エンメ

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土曜日のパーティが跳ねた後に9名で「La Antica Casa」(時代屋)へ行ってきました。
遠方よりお越しのおはまさんも時代屋を楽しみにしていたのですが、それに応えてシェフも
素晴らしいワインをセレクトしてくれました(^^)
1本目は、これ。MONTEPULCIANO D'ABRUZZO トッファリ エンメ・エンメ[2003]
先日紹介した"Jorio"と同じくMontepulciano種を選んでくれたそうです(笑)
しっかりとしたボディでベリー臭はある。他にも甘い香りがある。タンニンは強くない。
おいしいのですが、結構複雑な味で、それが旨味になっています。
初心者の僕には飲み易い感じとは別に「これは何だ?」って考え込んで無口になってしまいました。
樽によるものじゃないですよね?それならお手上げです(苦笑)
これがモンテプルチアーノの為せる業なのか、トッファリの技なのか?(笑)
そばにいた友人も初めての味だと妙に感動してたのが印象的でした。
後で値段を知ったのですが、これはえらいコスパが良いワインです。お薦めです(^^)

2007年08月02日

Teresa Raiz Decano Rosso

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Teresa Raiz Decano Rosso(テレザ・ライツ・デカノ・ロッソ)
先日「La Antica Casa」で友人と飲んだワインです。
いっしょにいただいた料理も素晴らしかったのですが、余り良い写真が撮れなかったので、
割愛させていただきます(苦笑)
さて、このワインですが北イタリア、フリウリ・ヴェネツィア・ジューリア州テラザ・ライツ社の
フラッグ・シップといえるワインです。フリウリは白ワインだけじゃないぞ!ってことで。
ボルドー品種を使いラトゥールと同じ新樽を使用しているそうです。
おまけに後に「サッシカイヤ」を醸造したジャコモ・タキスも、この会社に尽力したそうです。
つたない僕の感想としては、フルボディっぽく、タンニンか何かが強く感じましたが、それほど
嫌らしくなく、むしろきれいな感じ。僕みたいな飲み手でもおいしく感じましたから、バランスが
良いのだと思います。てか、よく解らないけど、イタリアのワインを飲んでる気がしませんが(笑)
ヴィンテージは確か2000年だったと思うのですが、テラザ・ライツ社の公式サイト
2002年のデカノ・ロッソのテクニカルが掲載されていて、これがカベルネソーヴィニォン30%、
カベルネフラン10%、メルロー60%なんですよ。いかな僕でも、「あららら??」と思いました。
あれがメルロー60%?って感じです。で、色々ネットで検索してみたのですが、
2000年はソーヴィニォン40%、フラン40%、メルロー20%って表記を見つけました。
きっとこっちだと思います。
と、なると2002年も飲んでみたいですが、ヴィンテージ2000年はリーズナブルで隠れた逸品では
ないかと、駆け出しの僕は思います(爆)

2007年07月22日

柿右衛門

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僕は時々Yahooオークションなんかも覗いたりして利用しているのですが、先日出品されていた
ジノりの皿に入札しようとして、ポチっと押す指が止まりました。「あれ?」って感じで。
その時の最高入札額の方のidに不審(笑)を感じたのです。
これ、どう考えても「La Antica Casa」のシェフだな。っと(笑)
早速、電話して確認してみたのですが、そのものずばりで(笑)
あぶねー。シェフと競るところでした。落札価格を無駄に上げてどうする?って感じです。
そういう訳で、昨日店に行ったら、いっぱい増えてました。あげくにこんな小品まで。
小品でもれっきとした柿右衛門ですから、しっかりとした値段します。
さすがに良いものを落札してますね。写真中は十三代柿右衛門。写真右は十四代柿右衛門。
もちろん、柿右衛門窯の作品で本人作ではないですよ。本人作なら数十から数百万までするでしょう
から、ネットオークションに出てたら贋物だと思った方が無難です(笑)
でも、本当に色の出方が素敵です。いいもん集めてますねー。

2007年06月07日

「La Antica Casa」にて(4)

a070060701.jpgテルモ・ロドリゲスの「デヘサ・ガーゴ」

先日の日曜日、友人3人と「La Antica Casa」に集いました。
その時に抜いてもらったワインです。
僕は自動車を運転して行ったので、ほんのテイスティング程度に
舐めただけなのですが、ちょっとこれは美味しかったので。
お酒が飲めない僕ですから、ワインの味も決してよく解る訳では
ないのですが、これは何だか最近味わった他のワインと違う感じ(笑)
結構なフルボディだと思うのですが、酸味が少なく、ベリーか何だか
果実の香りがありつつ、微妙に甘い感じが・・・。
勿論、どれも変ではなく、うまく云えないけど、バランスがいいって
感じです。おいしかったです。
ビンテージは、シェフが確認していたのですが、確か2000年だったと思います。
ちなみにテンプラニーリョ100%です。産地はスペインのトロ地区。マドリッドの北西部。
だからと言ってレアルマドリーのMFガーゴ(Fernando Gago)とは関係ないです(^^)
奴はアルゼンチン出身です。(←ムダな知識)

そういえば、もう1本、ピエモンテの赤ワインも抜いたのですが、名前を失念しました。
これは、割とオーソッドクスにフルボディで、少し酸味とタンニンを感じたけど、美味しかったのに。
ごめんなさい、シェフ(^^;
あと、店を出た後、誰も店の名前を覚えていませんでした(爆)
で、僕が「Casaは、解るやろ。Anticaは、アンティークやと思う」とかいいかげんに説明したら、
ある程度、納得されたんですが、「なーーんよ、ってことは、和光堂か。」って結論に(笑)
・・・及ばねぇ。ごめんなさい、シェフ(^^;

2007年06月02日

「La Antica Casa」にて(3)

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さて、今回はリチャードジノリの有名なお皿です。
リチャードジノリ オリエントエクスプレス
そう、動くホテルと云われるブル-トレイン「オリエント急行」で使用されている食器です。
シンプルで機能的なデザインなので使いやすそうなのですが、それなりに品格もあるし、家庭で
使うには、少々ミーハーっぽくもあり、逆に使いづらいです(笑)
だから、お店で使って欲しいのですが、僕は未だこれを使うお店を知りません。初めてです(笑)
オリエントエクスプレスの車体と同じ紺碧の色の柄が白磁に映えています。
王冠マークの下にあるのは、「VSOE」の文字をアレンジしたデザインです。
「ヴェニス・シンプロン・オリエント・エクスプレス」って「オリエント急行」の正式名称です。
イタリアの良き伝統に育まれた高い美意識とモダンな心意気を感じてください(笑)
皿の上の料理は「ジェノベーゼソースのニョッキ」
バジルと松の実の風味が利いたソースも、ニョッキも、勿論美味しいのですが、この皿に
萌えるような緑が合いますねぇ(笑)お見事です、シェフ。
トマトの赤も。そりゃ加えたくなりますよね。イタリアの基本の3色です(^^)
「La Antica Casa」にて。

2007年06月01日

「La Antica Casa」にて(2)

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今日の皿はリチャードジノリ。任せろ、任せろ、ジノリならロイヤルコペンハーゲンよりは、
解るぞ!・・・っと思ったのですが。知ってるには知ってますが厳しいです、これは(笑)
リチャード・ジノリ アンティコ・エデン
このシリーズは、現在、RICHARD GINORI JAPANの公式サイトで紹介されていないラインです。
まぁ、そういうのは数種類存在しますので、驚くほどでもないのですが。
リチャードジノリと云えばイタリアン・フルーツ柄がポピュラーで、僕も勿論嫌いじゃないの
ですが、余りにも出回りすぎた感もありますし、柄の配置が少々うるさく感じられる面も
否めません。その反作用で、このエデンは絵柄や色彩も上品に映ります(笑)
緑色のラインで縁取りしたデザインが伝統のアンティコシェイプに効いています。
皿の上の料理は「トマトと4種類の豆の冷製サラダ」
添えてあるのはイタリアン・パセリの花です。
こういう上品な色合いの料理に映えますね。これからの季節、冷製カッペリーニとかにも
合うような気がします。
「La Antica Casa」にて。

2007年05月31日

「La Antica Casa」にて(1)

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先日、「La Antica Casa」に行ったら(←違和感あり、あり・笑)、皿が増えていました。
種類にして4、5種類ほど。枚数じゃなくて、種類ね。
ほんと、何でも、買う時は一気にいくからな。あのシェフは(笑)
で、写真を撮るのを口実に、皿に合う料理などを作らせてしまったので、載せます。
きっとチェックしてるから。3種類ほどご紹介します(笑)
まずは、ロイヤルコペンハーゲン プリンセス・ブルー
今、ネットで検索したら、このシリーズ売り切れ続出ですね。モノが少ないのかな?
ロイヤルコペンハーゲンと云うとイヤープレートを思い浮かべる方も多いと思いますが、やはり
お皿も白磁にブルーが映えます。ただ、伝統のブルーフルーテッドは、レース柄が魅力であると
同時に、視覚的にアピール度が高く、何を載せていいのか、敷居が高く感じられます。
個人的な意見としては、フルーツとかが無難だと思いますが(^^)
でも、このプリンセス・ブルーは、そのレースがない分、普段使いでも十分いけるかと。
それでいて、この優雅な縁取り。プリンセスのティアラがモチーフですかね。
僕はロイヤルコペンハーゲンにこんなシリーズがあるなんて知りませんでした。比較的新しい
デザインと云われてますが1978年に誕生したようですから、もっと出回っていても不思議は
ないと思うのですが。白地を生かした飽きのこないデザインは秀逸かと思います。
あ、忘れてた。皿の上の料理は「七面鳥のカルパッチョ」
胸肉なんですが、そりゃ鶏肉とは違いますね。味もあるし、パサパサしてないし。おいしい。
「La Antica Casa」(←しつこい)シェフ特製です(笑)

2007年05月30日

TRATTORIA La Antica Casa

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先日、「時代屋」へ行ってきました。ちょっと久しぶりでした(笑)
今月末には、リストランテAさんとことコラボでシチリア料理会をやるらしいのです。
僕は都合がつきそうにもなく、残念です。
写真は「かずくん特製田舎風パテ」。おいしかった。
豚バラと鶏レバーに網脂を施してあって、食感と風味が絶妙です。僕の嫌いなピクルスも、
こうして食べると巧くマッチしますね。っつうか、このピクルスが旨いだけか(笑)
ほんと、このパテの豚の残粒感が好きです。これより細かいと残念な事になると思います。
かずくん曰く「ピノリだと、これにフォアグラが入る」そうです(爆)
いや、僕はこっちがいい(^^)フォアグラはフォアグラだけで食いたいから(笑)
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そう云えば、寝ぼけたようなことを聞いて来ました(^^;
23年も続いてる「時代屋」の呼称を変えたそうです(笑)
「TRATTORIA La Antica Casa」これからは、こう呼んでくれと。
じゃ、「時代屋」って名はどうするのかと尋ねると、屋号として残す!と。
・・・・・知らんがな(笑)
でも、この呼称がちゃんと広まるかどうかは、僕とか常連客の啓蒙にかかってるそうです(笑)
そりゃ、責任重大(^^;
てな訳で、仕方ないので「TRATTORIA La Antica Casa」を広めたいと思います。
面倒な方は「アンティカ・カーサ」でいいです。トラットリアを付けた場合などは、「ラ」も
付けると雰囲気が出ていいです。あと ~Cucina Italiana~とか~Buon Ricordo~とかも加えても
良いですが、後者は意味を尋ねられると説明するのが面倒なので避けたほうが無難です(笑)
では、明日からしばらく「La Antica Casa」の啓蒙活動を始めたいと思います(汗)

2007年04月14日

gramophone

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そういえば、こんなのも時代屋に増えてました(^^)
こんな英国骨董にまで手を出してどうするんですか、シェフ?(笑)
もう、本当に笑えますよ。SP盤かと思ったら、そんな甘っちょろいものではありませんでした。
回転数を調整するレバーに「FAST←→SLOW」とか書いてあるし(笑)
ゼンマイ駆動みたいだし。確認するの忘れたけど、これって電源が要らなかったような。
要するにトーンアームを乗せてレコードを針でなぞって、振動をホーンから出してる?
まぁ、オルゴールに似た構造ですね。すごいわ。
ちょっと調べてみたのですが、これはイギリスDulcetto社の「Portable Gramophone」ですね。
かなり古い。1920年くらいのものじゃないでしょうか?解らないですけど。
現在はレプリカが多く販売されてますが、これは本物で、ちょっと笑えます(^^;

2007年04月11日

DE SIMONE

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先日、時代屋に行ったら増えていたものです。
もう、本当に、ブログネタにしてくれと云わんばかりに増えていました(笑)
デ・シモーネの陶器です。しかもメチャクチャたくさん増えていました(←しつこい)。
シチリア生まれの芸術家ジョバンニ・デ・シモーネによってデザインされた 心のあたたまる
手描きの陶器です。デ・シモーネ氏の陶芸における新しく鮮やかな色彩感覚に驚かされます。
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他に皿もいっぱいあったし、水差しやらタイルやら、多すぎて・・・(^^;
でも、いいですね。本当に、心あたたまる感じです。
DE SIMONEに興味を持たれた方は、こちらからでも、お買い求めになれます。
タイルがやっぱりいい感じなんですけどね。売り切れが多くて・・・。

2007年04月10日

時代屋でエスカルゴ

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週末、映画を観に行った帰りに時代屋へ。
お腹がすいてたので、お任せにして出していただいたのですが、この写真のホワイトアスパラ、
僕にとって今年の初物でした。そういえば、昨年は2月頃に食べてますね。そっか今が旬か。
相変わらずグリルされたホワイトアスパラは甘く、本当に美味しいです。最高です。
ベーコンとキノコのピッツァもおいしかったです。これは、昔から食べ慣れてはいますが、やはり
作る人も変われば、よりおいしくなるような工夫も重ねられていきます。昔はエリンギなんて、
なかったもの。何にでも合うなエリンギ(^^)
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長年、時代屋に通ってますが、このお店でエスカルゴを食べたのもラムチョップを食べたのも
初めてです。あ、ラムチョップはポルコで食べた事あるかな?それくらい珍しいです(笑)
いや、普段もっと珍しい食材ばかり狙っているからかもしれませんが(笑)
うん、どっちもお薦めです。

2007年03月07日

時代屋23周年

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(写真左:前菜の盛合わせ)
(写真中:トマトソースのプッタネスカ・ペンネリガーテ)
(写真右:レンコ鯛のホイル包み焼き仕立て)
月曜日は時代屋の23周年を祝うパーティが行なわれました。図らずもご招待に預かりましたので、
楽しませていただきました。ありがとうございました。
この日、料理の腕を振るったのは若い料理人二名。
シェフは、料理やワインをサーブしてくれたり裏方に回り、厨房には最後まで入らず(笑)
集まったお客さんは、若手料理人が出してくれるメニューに期待を膨らませながら待ちます。
まず、突き出しは豚肉のリエット。バゲットを切って、豚肉のペーストを塗ってあります。
これって豚肉を炒めたり茹でたりエキュメしたり、シーチキンのフレークのようなものを作るの
ですが、こんなもん作ってたら一晩徹夜で仕込みしたというのも頷けます。
前菜は、ハタハタの燻製、カマンベールのフリッターなどの盛り合わせ。ハタハタのスモーク、
よかったですね。マリネとかも手抜きなし。リストランテが毎晩の営業の為に仕込んで前菜を
出すのは解りますが、ワンナイト・スタンドで、この前菜は手間がかかるかと思います。
パスタはペンネ。シェフ曰く「作り手の技術力がよく解る」らしいですが(笑)、トマトソース
も黒オリーブとケーパが効いたしっかりした出来で、ペンネの火通しの加減も問題なく。
12名分を一気に和えてのことですから、さすが鍛えられていますね。妙に感心しました。
お魚は市場仕入れのレンコ鯛とあさりやホタテ、どれもおいしくいただけました。
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(写真左:フランス産雛鳥にスカンピ詰め)
(写真中:パスティエラにカシスシャーベット添え)
(写真右:ユキちゃんのロールケーキ)
一気に緊張が走ったのは、肉料理。ひな鳥にスカンピ(手長エビ)詰め!矢印の部分がスカンピ。
なぜ、肉にエビを詰めるのか!(笑)アリなのかナシなのか?(笑)食した結果、効果は解りませ
んがどちらも旨いので、足し算の論理で押し切り勝ちってとこでしょうか(笑)
いや、ほんとスカンピはスカンピで味を損なわず、おいしかったです。またこれが、いいスカンピ
を使ってるもんで。厨房にごっそり出たであろうスカンピの残骸を持ち帰りたいと思いました(笑)
雛鳥もおいしかった。これもいいもの使ってるんでしょうね。
ドルチェはパスティエラ。タルトですがカズくん入魂の逸品でこれが信じられないくらいおいしかった。ほんと、出張料理してください(笑)
ロールケーキはお客さんのユキちゃんが持参してくれたもの。わざわざ地元産烏骨鶏(うこっけい)
の卵を用いて作ってあるらしいのですが、すげーうまい。さすが!さすが!
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最後にワインを。白を3本、赤を5本くらい抜き、本当に白もあり得ないくらい、しっかりしたの
を抜いたのですが。でも、今回は、この2本に尽きるでしょう。
写真左はエミディオ・ペペ。モンテプルチアーノ・ダブルッツォの王者と称される造り手による
このワインに妥協なし(笑)
完璧なバランスのために気の遠くなるような手間がかけられてるそうです。
写真右はトスカーナのSYRAHシラー2003。シラー種100%でしょうか?こんなの初めて飲んだ。
どちらのワインも僕みたいなワイン音痴がひと口飲んだだけでも、すごいってことだけが解ります。
あれは、目隠しされてても、ただのワインじゃないと解ります。
しかも全然開きません(笑)エミディオ・ペペなんて3時間前に開栓したとのことでしたが。
その後、1時間ほど揺する間に、豊潤な芳香も味もどんどん開いてきました。
思わず「うわぁっ!」ってなるのですが、「これが限界かな?」って時にシェフに飲ませたら、
「まだまだ」と云われました(笑)どんなワインだ。まぁ、どちらのワインも数年から10年後
くらいに開けて飲むワインなのでしょうが、抜いてくれたシェフに感謝するしかないです。
ある意味、無謀かも。そんなこんなで、楽しいパーティでした。
最後に23周年おめでとうございます。まぁ、本当に時代屋みたいな店が敦賀みたいな土地で
23年も続いてるってのが奇跡みたいなものです。
これからも、本場イタリアに負けないトラットリアとして繁盛してください。
僕は原価割れの料理だけを食べ続けたいと思います(笑)

2007年03月04日

トリナクリア

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時代屋のシェフにいただいたシチリア土産です(^^)
本来ならお礼を兼ねて早めに味をレポートしたかったのですが、食する機会がなかったので。
瓶詰めのペーストですね。ピスタチオとカラスミと本マグロとかが入ったペースト。
ブルスケッタ等に使うのだと思いますが、普通にトーストしたパンでもいける筈と思いまして。
えっと、その前に気になるのは、ビンについてるモコモコしたいい加減なレリーフですね。
一応、wikipediaとかでも調べてみたのですが、シチリアの州旗(写真右参照)にもあるシンボルの
ようです。トリナクリア(Trinacria)って云うんだって。
シェフによるとシチリアのいたるところにあって、シチリア地元民はやたらとトリナクリアの説明を
熱心にしたがるそうです(笑)写真の真ん中がシェフの回収してきたトリナクリアの壁掛けです。
なんか真ん中の顔が気持ち悪いのですが、それもそのはずメデューサらしい。道理で髪の毛が蛇。
3本の足はパレルモ、メッシーナ、シラクサの3つの岬を表してるらしいです。
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では、肝心の味なのですが、これが結構いけます。表現が難しいのですが、いかにもな感じの
イタリアの味ってところでしょうか。まぁ、簡単なイタリアンな味ではないです。
見た目に感じるより薄い味です。ボッタルガやマグロの風味がしっかりあるので、アンチョビの
ペーストととかと同様に用いる事が出来そうに思いますが、塩味とかは濃くないので。
脂っぽくもないです。僕は写真右の様に更にオリーブオイルを足したくらいですから。
問題は日持ちですね。こういうのは、どれくらい持つもんなんだろ?
とりあえず、シェフ、改めてありがとございました。

2007年03月01日

プーピ・シチリアーニ

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先日、時代屋へ行った時に以前来た時より増えてて気になったもの(笑)
まずは、瓶詰めの白トリュフ。こんな感じで白トリュフがごろごろ入ってます。
これだけの白トリュフをフレッシュで購入すると、例え現地調達でも5~6万円くらいするんじゃ
ないでしょうか。この瓶詰めでも1万円前後したそうです。
まぁもったいないと考えるかどうかですが、まず個人ではもったいないでしょうね(笑)
でも、お店なら。これを刻んでオリーブオイルに浸しておけば、豊潤なトリュフの風味が何度も
楽しめることかと思います。てか、この瓶を開栓した時には、すっごい香りがするんだろうな。
出来れば、立ち会ってみたいくらいです。そして半カケラくらい、くすねたい(爆)
いや、個人では半カケラでも十分です、きっと。ニセモノじゃない限り(笑)
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こちらは、シチリアの人形劇プーピ(PUPI)で使われる人形のレプリカですね。
よくぞ、こんな面倒くさいもんを買って帰ってきたものです(笑)
本物の大きさは80センチくらいで8キロぐらいするらしいです。
ナポリやシチリアでは19世紀の頃、大衆娯楽だったらしいのですが、現代では伝統芸能となって
いるようです。このいいかげんな感じの騎士達やお姫様も、シチリアではその名を知らない人は
いないほど有名な中世の方々らしいですよ(笑)
僕の見てきたかのような講釈じゃうまく伝わらないと思うので、パレルモ博物館のサイト
見ていただくと、雰囲気が伝わるかと思います。
イタリア語なんで、何が書いてあるか、さっぱり解りませんけどね(笑)

2007年02月27日

ハンガリーとモロッコの悪漢

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(写真左:トリッパのフェットチーネ)
(写真右:ハタのサルティンボッカ)
来週、パーティがあるらしく、その様子を窺うために週末に時代屋に行ってきました(^^)
そうなると、やはりここで紹介出来るようなモノを食べさせていただかなくては(笑)
フェットチーネには、ほうれん草が練りこんであります。トリッパってのは牛の2番目の胃ですね。
ミノの次のハチノス。いわゆる臓物です。日本にもモツ煮込みとかあるし、韓国料理も肉に対する
情熱は感じるのですが、肉に対する気持ちは欧米には敵わないなぁって気が僕はします。
食肉に対する敬意というか何と云うか。だってホルモン好きな方って、多いと思うけど、無意識の
うちに一段下げてしまいがちですよね。「いいや、僕は赤い肉より白い臓物が好きなんだ!」って
云う人もいますが、その発言自体が見下している場合が多いです(笑)
でも、フレンチなんかでも一流の食材として普通に使われているし、イタリアンなんかでも。
ソーセージとかの文化もそうですよね。連中は血だってムダにしないから(笑)
それが彼らにとって命を戴く。ってことなんだろうと思います。
あ、話がそれましたが、このトリッパは全然固くなくって、パスタの邪魔にならず、本当においし
かったです。下茹での苦労が窺えます(笑)
次はサルティンボッカ。ローマだと牛ロースとかソーセージなんでしょうが、そこはセンスに
よるアレンジで白身魚を使ってるようです。これだと巻いてある生ハムがフランベされた時の
旨味が解りやすく、その感じが絶妙です。お魚はハタでしたが、いまやハタも高級魚だし、相場に
よらってはメチャクチャ高い時もありますからね。こんなもん出してて合うんだろうか?(笑)
どちも、食材さえ揃ってれば期間限定料理って訳ではないでしょうが、時代屋に行くのは今が
チャンスです。シェフは1週間ほどイタリア行ってたのですが、ナポリ帰りの武勇伝を聞くことが
出来ます。実に胡散臭い話ですが、「後ろから暴漢が・・・」とか「5針ほど縫った」とか、
全て本当の話です。で、ナポリ警察で調書を取られた話までは本当ですから興味深く聞けば良いか
と思いますが、その後は眉にツバをつけておいた方が良いです。特に「裸締め」とか「腕ひしぎ」
って単語が現れたら、間違いなく脚色です(笑)そのうち話すのも飽きると思いますが、何度も
話しているうちに脚色部分が増えていく可能性もあります(笑)
額の傷跡が生々しい今が話を聞くチャンスです(爆)

2007年02月01日

Vino della Pace

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このギターケースのような木箱、中味はワイン12本です。
はい、こんなものを回収するのは私が知る限り約1名しかいませんね。
残念ながら、期待に背くことなく、時代屋のシェフです(笑)
Vino della Pace 1999-2002 Special Wooden Box

イタリア北東部フリウリ・ヴェネツィア ジューリア州にあるコルモンス社が造る限定白ワイン「ヴィノ・デッラ・パーチェ(平和のワイン)」は、毎年、世界中の元首へ向けて平和のメッセージを込めて贈られます。
このワインは全世界から集められた450種類のぶどうから造られます。
そのラベルは毎年3名の著名アーティストによって描かれ、1998年にオノ・ヨーコ、1999年に長沢英俊がそれぞれデザインを手掛けました。

凄いな、450種類って。ちなみに白ワインです。
白いのなんてピノ・ノワール、シャルドネくらいしか思いつかないよ(笑)
シェフによるとフリウリってのは、優秀な白を産出する土地だそうです。
それにしてもカンティーナ・プロドゥットーリ・ディ・コルモンスってとこは、どんな人間がやってるのか見てみたいものです(笑)

2007年01月31日

はーるよ、来い♪

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(トマトを練りこんだタリオリーニ)
先日、時代屋に行って時に食べたパスタ。
ふきのとうも入ってて、あのほろ苦さ(あんまり苦くなかったけど)もマッチしてました。
春を待つ。

2006年12月31日

おお!トリュフ!

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(写真左:天然エビのラビオリ)(写真右:ピッツァ・ビスマルク)
今年最後の時代屋へ行ってきました。しばらく、行ってなかったからなぁ。久しぶりです。
前回には、このエビのラビオリなんてやってなかったと思います。やっぱり油断出来ません(笑)
エビのぷりぷり感とかも訴求力あるのですが、何と云ってもソースが絶妙。
言葉で形容し難い。うーん、うーん。・・・放棄します(笑)
で、ピッツァ・ビスマルクですが、トリュフはオプションでかけてくれるのですが、僕に向かって
「トリュフはどうする?」って尋ねるのは愚問かと(^^)350円らしいし。
けど、このトリュフがすごかった。サーブされた直後の香りが尋常じゃなく、声をあげてしまった
くらいにすごかったです。聞けば、かなり良いものが入荷したらしく、仕入れもそれなりの値段で、
シェフも泣きが入ってました。そりゃ、350円じゃ合わないでしょうね(笑)
僕は知らなかったのだけど、この縞々でトリュフの質が決まるらしく、クリスマスに仕入れたものは
もっと良品だったようです。うーん、食べてみたかったなぁ。
でも、まぁ年の瀬に本当に美味しいものを味わせていただきました。
来年もよろしくお願いします。>シェフ

2006年10月17日

祝!ポルコロッソ7周年

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ポルコロッソの灯りが点ってます(笑)
僕が毎年この時期に(まだヌーボーもヌベッロも出回ってない時期に)にポルコロッソに行くには
訳があって、10月の半ばはシェフの誕生日であり、ポルコロッソの開店記念日でもあるわけです。
おめでとうございます(^^)/
最近は日曜限定のこのお店、時代屋が繁盛してるのでなかなか開けれませんが、敦賀でこういう
お店が7年も続いてる奇跡に感謝します(笑)
え?持ち上げすぎ?いや、たまにはいいです。だって、いい思いしましたから(笑)
ここ数年は多人数でポルコロッソを訪れてますが、今年は6名でした。
皆さん満足してかえられました。そりゃそうだろってことですが(^^)

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2006年10月10日

パッパルデッレ

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また時代屋へ行ってきました。最近よく行くな(^^;
来週はポルコで会食だし。ま、その確認とお願いに伺ったのですが。
先客にすっかり出来上がった感じのJちゃんがいて不意を突かれました(笑)
お連れのHさんもごめんねー。いつかゆっくりお会いしたいです。
で、Jちゃんはハシゴしてないで、ちゃんと家へ帰るように!(笑)
では気を取り直して料理の紹介です。
(左:ポルチーニと牛頬肉のパッパルデッレ)(右:ピッツア・ビスマルク)
時代屋へは結構通ってるのですが、未だに旨さに感動を覚えます。未熟。

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2006年09月25日

LARD

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(写真左:フルーツトマトと万願寺唐辛子とシーフードのリングイーネ)
(写真右:イベリコ豚の自家製ラルド)
昨日は少しショックな出来事があったのですが、それにもめげず時代屋へ向かいました。
10月に友人達と会食の予定があるので、相談のために行ったのですが、やはり10月にはヌベッロは入荷していない模様。(←当然と言えば当然)
写真左のリングイネのパスタは僕はかなり気に入りました。これはお薦めです。
まぁリングイネでこの種のソースは僕は昔から大好きなんですが。福井の某店へ行ってもリングイネばっか食べてるし(笑)
甘いトマトが合っていて特筆に価しますが、本当は北の大地産のもっと甘くて小ぶりのトマトを使いたいそうです。
実際、そのトマトも試食させていただきましたが、そりゃ美味かった(^^)
写真右のラルドは参考出品です(笑)自家製ってのがすごいな。
ラルドってのは豚の背脂を塩と胡椒で漬け込んで熟成させたものです。
口に入れるとショッパイんだけど、自然に溶けて豚の脂の旨味が感じられます。
脂の塊なんだけど決してムチャクチャ脂っぽくならないのです。熟成の力。確か熟成によって成分が変わると聞いたことがあります。
ましてやイベリコ豚ですから。
本当はこのラルド、チリチリに焼いたトーストと食べると最高なんですが、じかに食べても十分、美味しさを感じる事が出来ました。
こうやってパンチェッタとかラルドとか食べるとイタリア人の豚に対する熱意を感じますね。
やっぱ肉に関しては我が国とは歴史が違うよ、歴史が。

2006年09月11日

ポルチーニ!ポルチーニ!

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休んでた間も時代屋には、ちゃんと行ってました(笑)
そして、今年の初物。フレッシュのポルチーニ!
(写真左:カルパッチョ)と(写真右:ラビオリ)。そりゃおいしいのは当たり前なんですけどね。
特にこのラビオリは絶品でした。詰め物の妙というか何と云うか。コッパを使ってたんですよ。
コッパってのは生ハムでも首の後部というか肩というか背中というか、そんな部分でして、
生ハムでもサラミっぽい作り方をするようです。
そのコクみたいなのが僕は大好きなのですが、それとポルチーニですから(笑)
自然に笑顔になれるおいしさです。
でも、こんな詰め物は仕込みが全てですからね。こんな解ってもらえるかどうかって代物を、
日々コツコツ仕込んでる人ってのは、もしかすると立派なシェフなんじゃないかと迂闊にも思って
しまいました。多分、僕の勘違いだと思うんですけどね。
だって厨房で「べっけんばうあー♪」とか歌いながら作ってるんだから(笑)
で、ささじさん、どうされます?(笑)

2006年07月18日

ズッキーニの花

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週末、時代屋に行ってきました。
かなり遅い時間から出掛けたので、料理は適当に見繕ってもらいました。
で、出てきたのが上の2品。
左はカジキマグロのグリル。焦げ目を付けてありますが、火が通っているのは表面だけで、
中味はレア。赤ピーマンのピューレのソースがマッチしてて逸品です。お薦め。
右は、トビウオらしいです。カルパッチョ仕立て。巻いてあるのは、ルッコラの野生種というか
原種というか、確かセルヴァティカとか云うらしい。違ったっけ?>シェフ
火が通ってるのでよく解らないけど通常のルッコラより味が少し濃いかもしれません。
これ、一度、生で食べてみたいです。
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これは、ズッキーニの花の料理を、わざわざ作ってくれました。感謝、感謝。
ズッキーニの花ってのは花ですから足も早いので、仕入れはかなり困難かと思います。
実は昼間にウチのズッキーニの花の摘みたてを数本(それぐらいしか取れません。農家じゃないん
だから)届けてあったのです(笑)
中に詰めモノをしてフライヤーで揚げた料理ですがフリッターでもパン粉を付けたフライでも、
どっちも美味しい!そりゃ、中の詰めモノが美味しいんですけどね。
花は衣としてシャリシャリっとしたいい感じです。これもプロの技ですね。さすが!
「ウチでもやってみれば?」って云われましたけど、ズッキーニの花のフリッターを作る一般家庭は
ないと思います。そりゃ、リストランテです(笑)
コンスタントに供給出来れば、契約栽培農家になれるのですが、ウチは農家でもありません。
この料理が食べたい方は、まずウチに来て摘んでから時代屋に行ってください(笑)

2006年06月07日

CARCIOFO

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映画「ダ・ヴィンチ・コード」の帰りに時代屋に寄ってきました。
やはり、ローマ帝国のあることないこと、ヴァチカンの意志について語るには、この店より他に
適切な場所はないでしょう(笑)
「アグー豚」の案件もありましたし、駝鳥料理をけしかける必要もあったし、何より空腹だった
こともありますが。で、今回はほぼお任せで、適当に。
写真左の皿はアンティパストに出てきたアスパラの原種とアーティーチョーク(和名チョウセン
アザミ)です。で、写真中の皿はそのフリットです。明らかにこのブログを意識(協力とも云う)
しているようで、丁寧にカットして断面を見せてくれました(笑)
でも僕らはアーティーチョークで通していますが、シェフは「カルチョーフィ」って云わないと
気に入らない(めんどくせー(^^;)
これが長本和子だとCARCIOFO(カルチョーフォ)になります。(めんどくせー(^^;)
でも女史のイタリア野菜のABC(アービーチー)は良書です。お薦めします。
カテリーナ・メディチが愛したと云われる「カルチョーフィ」。鉄分が強く酸味も少々。
まだまだ馴染みが薄い欧州野菜ですが、ちゃんと料理していただければ美味しくいただけます。

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2006年04月15日

最後の晩餐

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(写真左:怪しげなアンティークな置物、写真右:コジモ・ロッセッリの「最後の晩餐」)
お察しの通り、この置物は時代屋のチーフがバチカンで購入してきたものです(笑)
サンピエトロ寺院の隣りのお店で買ったらしいです。骨董品らしく、値段交渉を試みたものの、
勉強してくれなかったとのことです。もしかしたら、本当に値打ちものなのかも。
サンピエトロ寺院と云えば、システィーナ礼拝堂にはコジモ・ロッセッリの「最後の晩餐」が
あります。「最後の晩餐」と云えば、レオナルド・ダ・ヴィンチばかりが有名で、『ダ・ヴィンチ・
コード』の中にも出て来るようですが(読んでない)、他にも「最後の晩餐」はたくさんあるのです。
僕はダ・ヴィンチは素晴らしいと思ってるし揶揄する気は毛頭ないけど、こと「最後の晩餐」に
関しては、「やっつけ仕事」の気がしてならないのですが(笑)
ダ・ヴィンチも500年後に、僕なんかに言われたくはないだろうけど(爆)
いや、ですから、ロッセッリの「最後の晩餐」があるシスティーナ礼拝堂の近所で買った骨董って
のが、ロケーション的に価値ありかな。とも思います。
僕は詳しくないので誰が誰だか解らないけど、12使徒全員揃ってるし。
当然、真ん中で両手を広げてワインとパンを前に、語ろうとしてるのがイエス様ですね。
手前で、屈みながらテーブルクロスの中にお金を隠そうとしてるのがユダです(笑)
この置物、古くなって色が明確じゃないですが、ユダの服はもっと黄色だったと思います。
何やら黄色は「裏切り」を意味するらしく、ユダは黒髪、黒髭、黄色の服が定番のようなので(笑)

2006年04月12日

帰れ、ソレントへ

a06041201.jpg時代屋のチーフにお土産をもらいました(^^)
どうやら南イタリア、ソレント半島やアマルフィ海岸の
辺りに行ってきたみたいです。
あ、ローマも行ったみたいだけど。
これはソレント土産ですね。
そう、ナポリ民謡『帰れ、ソレントへ』のソレント。
とぉーるぁなーーあ、そーりぇんとぉーー♪(笑)
プルチネッラのボトルですね。黒いマスクにカギ鼻。
白いダボっとした外套がトレードマークのナポリの道化師です。
ストラヴィンスキーの組曲の題材になってたりします(^^)
バレエになったり、喜劇になったり、世界の道化師の定義は
よく解りません。ピエロやジョーカーやスカラムーシュとかでも
ちゃんと説明出来ないしね。まぁ、そんなもんです(笑)
で、ボトルの中味はリモンチェッロです。
レモンのリキュールで食後酒です。アルコール度、高し。
ちょっとネットで調べてみて驚いたんだけど、原料のアマルフィーのレモンってのが、
かなりデカイ!僕らが思ってるレモンの3~4倍はある。
で、「そのレモンの皮を使うんだ」とチーフから聞かされてはいたんだけど、リモンチェッロには
皮のみを使って、果汁は一切使わないんだって。おいおい。
だから本物のリモンチェッロには酸味がないそうです。驚きですな。
よし。おみやげもらって、無駄な知識も増えたぞ。
あとは如何にこれを応用して、見て来た様な嘘をつくかですね(笑)

2006年02月27日

祝!22周年

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(↑写真をクリックすると大きな画像が見れます)
(写真左:岩海苔とカラスミのピッツァ 写真右:卵と生ハム、黒トリュフ添え)
いつも、お世話になってる時代屋さんが3月に22周年を迎えるそうです。
何が何でもお祝いイベントに馳せ参じたかったのですが、僕は先々週くらいから本当に忙殺され
てまして、未だにバタバタが続いてます。公私共に。
多分、3月は無理だろうから、ご挨拶がてら週末に行ってきました。
ピザの方は、三陸産の岩海苔が最高です。僕は、乾燥した岩海苔だけでもムシャムシャ食べるくらい
大好きですから(笑)カラスミも最高ね。見え隠れしてる緑色の茎はミニ・アスパラかと思ったら、
菜の花でしたよ。花の部分だけじゃなく、茎までも。あんまり苦味もなく。
このピッツァは、この時期の定番らしいので食べ逃している方(若干1名)は、ぜひもう一度(笑)
右の卵とトリュフは、ささじさんもホワイト・アスパラと一緒に堪能されたかと思います。
惜しげもなくバラ撒かれたトリュフには、やはり半熟の黄身が一番合いますね。
ごちそうさまでした。25周年は盛大に祝いましょう。
それまで、このお店が無事に繁盛する事を祈ります。

2006年02月14日

ホワイトアスパラガス

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(写真左と中:仏産ホワイトアスパラ、右:春キャベツのペペロンチーノ)
用事があったので、いつもの時代屋へ。・・・やっぱり油断なりませんな(^^;
いつのまに、こんなものが入荷したんですか!
フランス産ホワイトアスパラガス。でかい!根元の直径2~3センチ、長さ20センチくらいかな。
これって帰宅してからネットで検索してみたのですが100gで500円~900円くらい。
で、安いのは小さくて少し苦味もあるみたいです。僕の食べたのは全然苦味がなかったです。
新鮮だからか、大きいからか解りませんが。どっちにせよ、業者の仕入れ価格でもそれくらい
するんじゃないかな、これくらいの代物は。おまけに旬の先駆けみたいだし。
本当にね、グリルしたアスパラがめちゃくちゃ甘いの。びっくりするほどの旨味。
これまた、ほんのり甘い春キヤベツのパスタと共に堪能させていただきました。春よ、来い!
あ、これを読んで早速、時代屋へ向かおうとしたした、あなた!そう、あなた!
フランス産アスパラは残部僅少だったので、望み薄です。でも、がっかりしないで。
旬に向かって、もうすぐベネト産ホワイトアスパラが入荷の見込みです。春よ、来い!(笑)

2006年01月26日

パスタマシン

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先日、今年初めて時代屋(地元のトラットリア)に行ってきました。
「渡り蟹のリングイネ」をいただいたのですが、その前に食べてたピッツァの余りのうまさに
感動して、写真撮るの失念しました(^^;
カウンター越しには、怪しげなパスタマシンで手打ちパスタを延ばしてるし。
気になったので、チーフのスキを狙って何枚か写してみたのですが。
このパスタマシンは手動で、見た目は2、3万円の家庭用パスタマシン(ウチは持ってませんよ)を
ひと回り大きくした感じなんですが、十数万円するらしい。
確かにハンドルを廻した時に、全然軸がブレないし、ゴトゴト揺れない。さすがプロの道具です。
あ、アタッチメントのカッターは別売りとか云ってたな。
で、試しに延べ棒みたいなので切るとこ見せてもらったり、カッターで切らしてみたり・・・。
そこは、ひとつ、タリオリーニの幅でっ。とか。
へっへっへっ、体よくお土産にいただきました(笑)
でも、こりゃ危険ですよ。「2~3分でアルデンテ」ですから。神速をもって尊びます。

2005年12月26日

忘れててもアルデンテ

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先日、時代屋のチーフが乾パスタを小分けしてくれました。それをカミさんが調理したものです。
パスタは、Di Nola(ディ・ノーラ)社のもので、fusilliってタイプのようです。
ネットで検索してみたのですが、大倉フーズとかが輸入してたみたいだけど、あんまり流通して
いないみたいです。なぜに、そんなものを僕にくれるのか?(笑)どうすれば、ええの?
高級パスタらしく、デュラム小麦のセモリナ百%は云うに及ばず、灰分が少ないそうです。
灰分って、何?(笑)低温乾燥(~50度)、長時間乾燥(48時間)にこだわってるらしく、
そりゃあ量産出来ませんね。
そして、公式サイトらしきものをみつけたのですが、このfusilli作ってる様子が載ってます。
あらら、あきれた事に手作りです。どうりでこのクルクル巻いてるの不揃いだと思いましたが(笑)
笑えるのは、これだけではありません。茹で時間、25分!・・・25分です。ほんまかい?
実際、茹でてみて確認しました。本当です。これだけしっかり作ってあると、こうなるんですね。
ソースの準備をしてて、鍋を忘れてしまい、「しまった!」と思っても、アルデンテ
そう、忘れててもアルデンテ(笑) ぜひこのコピーで売り出して下さい。
味は当然おいしかったですよ。ソースをからめる前に、茹で上がったパスタだけで食べてみても
おいしかったもの。パスタ本来の味がしっかりしてました。オリーブオイルと塩だけでも食べれるかも。
でも、fusilliってタイプは、チーフも言ってましたが、オーリオは合いませんね。
それ以外のソースなら、ちゃんと絡んでくれますから何でもいけそうです。
ただ、ディ・ノーラディ・チェコほど普及するかが問題ですね(笑)
僕は値段を知らないんだけど、これだけうまけりゃ単価が少々高くても売れます。
でも、25分茹でるのは店としては大変ですからね。お客さんも30分は待たされます。
ただ、コース料理なら使えるかな。前菜と同時に茹で始めれば(笑)
厨房が立て込んで、うっかりしてしまってもアルデンテですから(笑)
あと輸入代理店さん、これだけアピールしてるんですから、僕に木箱を贈って下さい(笑)

2005年12月20日

イタリア土産

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イタリアへ行っていた「ポルコロッソ」のシェフから、ちょっと嬉しいお土産をいただきました。
左はヴェネツィアのサンマルコ寺院で買ったと思われるガラス細工。
ほんと小さいものなんだけど、ヴェネツィアン・グラスです(笑)
そして中央にはヴェネツィアの守護聖人、聖マルコが。
僕は一目で気に入り、「これ、いいな!」を連発したらいただけました(^^;(強奪に近し)。
右のソムリエナイフは、ノベルティー商品でないかと思われます。
でも、ただのノベルティーではないようで。
イタリアでは各州で活発にワイン品評会が催されるようで、これはそのノベルティーかな。
ナイフ自体は、ここに載ってる"EFFEGI srl"製ですね。
で、イベントが開催されたのは、フリウリ=ヴェネツィア・ジュリア州だと思われます。
もしかしたら、このナイフが作られた刃物の街Maniagoなんじゃないかな。
ちょっとネットで調べてみたのですが、ナイフ裏面に記載されている市外局番と一致したので。
まだ見ぬ土地フリウリ=ヴェネツィア・ジュリア州。ややこしすぎるネーミング(笑)
奇しくも、この2つのお土産はヴェネツィア湾近郊ですね。
やっぱ僕をアドリア海が呼んでいるのか。もう一度行きたいなぁ。

2005年11月22日

トリュフの季節

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(左:ラグーのペンネ。トリュフ添え)
(中:ハタのアクアパッツァ)
(右:鴨のタリアータ、ポルチーニのフリット、腸詰めソーセージ)
先日、ヌーヴォーとノベッロをいただいた時の料理です。
あははは!美味しかったです。2組の友人夫婦も絶賛しておりました。
そりゃそうだろって感じです。ここの写真にない前菜盛合わせとドルチェ盛合わせで5000円なら。

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2005年11月21日

今年の葡萄を祝う

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(写真左:ボジョレー・ヌーヴォー ドメーヌ・サンダー レイモン・マテラン家
(写真右:ノヴェッロ・サレント コンティ・ゼッカ
「ポルコ・ロッソ」で友人達といただきました。奇しくも昨年と同じワイナリーのものを。
レイモン・マテラン家のドメーヌ・ド・サンダーは、ボジョレーヌーヴォーは割高のくせに、
薄くて不味いと云う印象を覆す、丁寧で美味しいワインでした、今年も。
昨年も書いたけど僕はガメイ種は苦手なんですけどね。でも、これは問題なく美味しいです。
ほんの少し渋みが残ってる感がありますが、気にならない程度でしょう。
フレッシュな感覚と薄いのは違うぜっ!て感じです。僕は来年もこれでいいです。
で、ボジョレーヌーヴォーはセレモニーみたいなもんで(笑)
本命は、こっち。コンティ・ゼッカ公爵家(笑)
南イタリア、プーリア州はサレント半島産。
主体は地ブドウのネグロ・アマーロとマルヴァジア・ネーラって聞き慣れない品種なんですが、
南方特有の濃密な感じが。勿論、新酒ですからフルーティさが前面に出ているのですが、
それだけじゃないしっかりした味です。
多分、地ブドウの良さを引き出す手法が巧くいってるんだと思うのです。
だから僕みたいな人間にもはっきり解るほど美味しいんだと思います。何だかパワーあります。
イタリアの北のほうは色々クセがあるらしいです。それだけに趣向によると思いますが、
このコンティ・ゼッカは、本当に旨いですって。
ヘタなヌーヴォーに金を出すくらいなら、ぜひ!

2005年11月08日

タルティーボ

a05110801.jpgイタリア産野菜 タルティーボ
ラディッキオ。日本ではトレビスって呼称が一般的でしょうか?
要するに赤チコリですね。でも、このタルティーボはすごい。
これも時代屋で仕入れてきたネタなんですが。
大体、僕が子供の頃から野菜嫌いだったので、
ある程度克服したとは云え、未だにピーマンとか苦味に
対する耐性がない(笑)
当然、赤チコリも得意じゃないのですが。
この、タルティーボは生で食しても苦くない。野菜特有の甘みがある。おいしい。
で、グリルしたのを食してみると・・・。やっぱ、火は通した方が旨い(笑)
いや、ほんと。笑える甘みと旨さです。畏るべし、タルティーボ。
ラディッキオには主に4種類あるらしいんですが、このタルティーボに巡り合う機会が
あったら、是非食べてみてください。たかがチコリと侮るなかれ。
けどな、ネット上で調べたら百グラム500円~600円するのな。高級野菜です。
誰か栽培してください。僕は知ってますからやりません。死ぬほど手間がかかるようです(笑)

2005年11月06日

ジベッロとベジョータ

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(左:黒トリュフのラビオリ)(右:高級生ハム盛合わせ)
またもや、時代屋。ノベッロとヌーボーの入荷日の確認に。
自分らが飲みたいので、希望者を募って押しかける所存です。うーん、実に良い客だ(笑)
定番のラビオリは、いつも通り本当に美味しいです。
僕がいつも座るカウンター席から何度もラビオリの仕込みを目撃していますが、本当に
手間のかかる料理です。やっぱ食い物ってのは大概、手間がかかるやつほど美味いもんです(笑)
で、生ハムの盛合わせなんてのはメニューになく、ゴリ押しのオーダーです(笑)
手前に並んでるのがスペインの至宝、ハモン・イベリコ・デ・ベジョータ。
イベリコ豚にドングリとか木の実ばっか食わせて育てるわけですな。
この強い芳香と強烈な旨味は独特のものです。ちょっと塩味強めですが、それも魅力です。
奥の方に並んでるのはイタリアはパルマの至宝、クラテッロ・ディ・ジベッロ。
ジベッロ村で作られる幻の生ハムです。上品かつ綺麗な味がします。
なんか、うまく表現できません(泣)だって、パルマ産のプロシュートだって十分高価だし
十分すぎるほど美味しいのです。その上級品ですから。
確かに味は目隠ししたって、区別つきますが、その上を表現する言葉は持ってません。
さぁ、ささじさん、どっちを食います?(笑)
盛合わせは多分チーフに嫌われます(笑)あ、両方の皿をオーダーしますか!(笑)

2005年10月25日

時代屋にて

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(左:ボロネーズソースのパッパルデッレ♪)
(右:生ポルチーニのフリット♪)
そりゃ、僕が単にプレゼントだけを渡しに行くはずもなく・・・(笑)
おいしいモノもちゃんと食べてきました。絶対にお店でなくては食べれないモノをね(^^)
例えば、ボロネーズソースひとつとっても、ベースと言うかダシが違うわけで。
やっぱ、お店でコツコツやらなきゃ、出ない味なわけですよ。
おまけにこの店は歩留まりの悪い骨付き生ハムとか買ってるから、ムダが出ます。
骨に付いた肉とかとはお客に出せないでしょ。そんなのが全部、ソースベースに(笑)
生ポルチーニも、未だに空輸されてきてます。新鮮でした。抜群にウマイです。
こんなブツ切りで、ポルチーニ3個分。贅沢な食べ方です。
僕はグルメじゃないから食べ歩いたり、食べ比べたりはしませんが、食材とかは
興味があるからネットで調べたりもします。まさか仕入れ値が同じと思えませんが、
6掛けくらいで考えても、このフリットに付いてる値段は赤字です、きっと(笑)
何だか、可哀想になってきます。そこまでして、ポルチーニの旨さを広めたいのか!(笑)
でも、可哀想とか云いつつも、メニューから原価率の悪そうなモノを選んでオーダーする
僕なのですが(笑)今回は食べれませんでしたが、食べてる最中に次のターゲットが。
スペインの高級生ハム(ベジョータ)とイタリアの高級生ハム(クラッテロ・ジベッロ)。
どちらも1200円とか1300円とか。1枚か2枚、ペラって載ってるだけの値段なら納得。
でも、あの店のことだから、多分5~6枚くらいはあります、きっと(笑)
あーあ、またもや捨て値ですね。悪いけど、次回はそれをいただきます。

2005年09月25日

ポルチーニ、ふたたび

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(左:カルパチョ、右:タリオニーニ)
先日のポルチーニ八景に続き、ポルチーニ、ふたたび(笑)←意味不明
「トラットリア時代屋」さんにて。
今回のポルチーニの入荷は少し小ぶりだったようで。
でも、そんなことは関係ないです。さすが、プロの味。
カルパチョでも「これでいいのかなぁ?」と不安にならずに済みます(笑)
ましてや、タリオニーニとの相性は抜群。てか、ソースがおいしすぎる。
あ、メニューにはないかも。たしかポルチーニは、ラビオリだったような気が。
でも、声を掛ければ何とかなります。
そういえば、ささじさんも「ポルチーニ尽くし」を無事に堪能されたようで(^^)
まだまだ、産地を変えればポルチーニの旬も探せるそうで、何回か入荷すると
思いますが、風も涼しくなってきたし、僕の興味は次へ。
チーフ、今年もトリュフ大盤振る舞いしてね。僕は白いのでいいから(笑)

2005年09月07日

フンギ・ポルチーニ

a05090702.jpg今が正に旬!だそうです。松茸じゃないよ(笑)
生のフンギ・ポルチーニ茸です。本物です。
ポルコ・ロッソのシェフにいただきました!グラッツェ!
(←クリックすると大きくなって質感が解ります)
乾燥ものならいざしらず、生のポルチーニ丸ごと初めて見た(^^;
だけどね、ウチはお店じゃないからね。一般家庭ですから。
これを、どうすればいいのか悩みます。
ラグー・ソースもないからね(笑)
シェフはフリッターとカルパッチョを薦めたそうです。なるほど!
ソテーとかもいけるかな?オーブン焼きも食いたいな。
カルボナーラに合うそうですが、僕が苦手なので。
トマトソースかアーリオ・オーリオでいいっすか?(笑)
Club Apicoioのこの記事を読むと、今こそが本当に旬!
すごい。イタリアの旬の食材が目の前に。でも僕が食っていいのか?
共和政の伝統に反しませんか(意味不明)?意を決してルビコン川を渡ります。

2005年02月12日

ビーゴリ・イン・サルサ

prosso01.jpg以前に当ブログでも紹介したことのある
ブオンリコルド協会に、
行きつけの「PORCO ROSSO」も加盟した。
各加盟店ではBUON RICORDOのコースを
用意していて、コース料理の中に
必ずイタリアの郷土料理が入ってる。
そして、お店自慢の郷土料理の想い出として、
オリジナルの絵皿をいただけることになる。
その絵皿は、南イタリアのヴィエートリで
一枚一枚、大切に手描きにされたもの。
どの絵皿もお店の個性が表れています。
写真は「PORCO ROSSO」の絵皿。郷土料理はヴェネト州の「ビーゴリ・イン・サルサ」
故にベネツィアのリアルト橋を背景にして、ゴンドリエレ(漕ぎ手)がポルコ(ブタ)です(笑)

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2004年12月04日

ノヴェッロのススメ


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今年のボジョレーのヌーボーは、もう飲まれましたか?
僕は以前にも書いた通り、下戸なのですが、敢えて書きます^^;
昔から存在していたとは、ボジョレー・ヌーボーが日本でもてはやされた始めたのは、20年位前でしょうか?
本当は30年位前だと思うのですが、僕みたいな人間の耳に入るようになったのは25年位前です。
で、その頃、普通の酒屋で入手できたヌーボーの印象と言えば、
「まずい!」(笑)
確かにフルーティと云えば聞こえは良いが、薄い。
それでも、どんな料理にでも合うといえば合うし、話題性はあるし。
世界中のワイン愛好家が待ち望むヌーボー解禁を、時差の関係で日本が
最初の解禁になる。ってことですから。
ところが、ここまで猫も杓子もって感じになったりすると、
「酒屋には数日前に着いてるしよぉ。本国でもみんな飲んでるぜ。」と云いたくなる。
けど、20年前とは事情が変わった。
本当に、良いボジョレー・ヌーボーも入って来るようになった。
特に昨年は当たり年だったようだ。
こうなると、あとは好みですね。
ボジョレに使う、ガメイって品種が僕には合わないのかもしれない。
今年はイタリアのノヴェッロ(ヌーボーのことです)も味わった。
やけに、うまいんだ、これが。
しかもトスカーナもいいかと思うんだけど、南部が良さそう。
写真の品は、プーリアらしい。僕の飲んだのと別物だけど。
そろそろ船便が来てるのでお値打ち感もあるしさ。

2004年09月06日

駝鳥

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ダチョウのカルパッチョ
祭りの帰りに、いつもの時代屋(ポルコロッソ)へ寄って、食べたのが、これ。
この店の新メニューは必ず食べます(笑)
見た目は牛肉と変わらないですね(笑)
味は、あっさりしてる。牛肉とは全然違う。
歯ごたえがあって、かんでるうちに肉の味を感じますが、野禽っぽくもなく、くさくもない。
ダチョウのムネ肉だからかなー。
良質のたんぱく質っぽいです(笑)

2004年06月19日

Porco Rossoポルコ・ロッソ

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僕の住む敦賀市は、市とは名ばかりの田舎です。
けど、そんな敦賀にもイタリアンのリストランテは2軒もある。そのうちの1軒。
「ポルコ・ロッソ」
昨日、久しぶりに夜のコースを食べてきました。

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