僕は僕なりの倫理観で生きているので、少々欠けた部分もあるし、決して聖人君子じゃありません。
非合法な事だってするし、ダフ屋とだって取引します。でも、この場合のダフ屋と言うのは、
身を削って路頭に立ち、危ない橋を渡って人間と接触する人達であって、決してネットの向こう側で
巨悪に守られながら、顔も見せずにエヘラエヘラ笑っている人達ではありません。
こんな僕が倫理観をふりかざすのはおかしいけれど、それを出来る人達が何もしないのは変じゃない
かと常々思っています。
以前、PotsunenのStaff Notesには、このように書かれていました。
newsのチケット情報にもありますように、定価以上の金額で取り引きされた
チケットをお持ちのお客さまは、入場をお断りすることに致しました。
転売だけが目的の、何もしていないずるい人たちがお客さまから必要以上の金額を
とることを、許すことはできません。
(中略)
客席のみなさま全員に、気持ちよく舞台を観ていただけるよう、努力してまいります。
もしかすると、いちスタッフの世迷言に過ぎないのかもしれませんが、公式サイトに掲載された
からには、それなりの意味合いを持つと誰もが感じます。
その結果がこれ。
正規のルートで購入したか否か、それを全て判別することは難しいと思います。
制作スタッフが、できる限りのことをするまでです。
チケットを手にするまでには、さまざまな事情があると思いますので、
ひとつひとつの例をとり、明確なルールを設けることも、今の段階では難しいことです。
(中略)
オークション等を利用し、正規の価格以上でチケットを取り引きすることは、
どうかおやめください。何卒、ご理解とご協力をお願い致します。
制作者一同
・・・ホームルームでの決定事項ですか?(苦笑)
僕が本当に責めたいのは、この人達ではないので中傷は避けたいのですが、「できる限り」とか
「努力して」を安易に乱発すると、その結果から「出来ない人たち」かと思われますよ。
例えばネットオークションで定価以上でチケットが売買されるのは合法なのかもしれない。
差し止めを求めても拒否されるのかもしれない。その会社は手数料で儲かるのだから。
けど、倫理観に訴える事は出来る筈です。
その経緯を公式サイトで報告する事も「有り」でしょう。
それを見た人達が、例え合法であっても拒否った法人を忌み嫌うかもしれません。
何とかBBの紙袋を持った人を避け、勧誘電話を断り、携帯キャリアをチョイスする際の
判断材料になるかもしれない。
勿論、圧力はかかりますよ。ポニキャニのマークをみれば解るように。
でも、「できる限りのことをする」の一端はこういうことじゃないかなと思います。
誰も「買ったのは誰か」みたいな、魔女狩りをやれと云ってる訳じゃないです。
拙ブログには「ラーメンズチケット健全化同盟」のバナーがまだ貼ってあります。
リンク切れであることを知りながら。リンク切れなんだから、いずれ外すしかないんだけれど、
例えそのリンクが切れてても、貼った時の想いは変わってないから、その隣のバナー同様に、
放置してあります。多分、そういう想いの人はたくさんいると思うのですがね。