capriccio

とりあえず、決まり文句から（笑）

世の中にフェアな事なんて何も無い。
目には目を。復讐には復讐を。
アンフェアには、アンフェアを。

先日も書きましたが、ＴＶドラマ全１１話の雪平夏見は、かっこよかったんですがね。
「アンフェア the special コード・ブレーキング～暗号解読～」の雪平夏見は、
そうでもなかった。映画も然り。
まぁ、雪平はスーパーアクションヒロインじゃなくてもいいんですけどね。
映画「ブレードランナー」のデッカードみたいなカッコよさも世の中には存在するから。
でも、ひいき目足してもちょっと足りない。

で、ストーリーは何が何だか（笑）
出て来る奴、出て来る奴、犯人ばっかで話になりませんな。
しかも「雪平夏見、最終章」の筈なのに、最後に斉木（江口洋介）を撃った奴、不明。
まぁ薫ちゃんか、いちろーちゃんじゃなかった山路しかライフル撃てる奴いない筈なの
ですが。あと安藤（笑）安藤が生きてたって話なら続いてもいいぞ。馬鹿馬鹿し過ぎて。
小久保でも良いのですが、そういうのはこの種の話ではルール違反な訳です。
その辺りは、解る人には解っていただけると思います。
で、山路だった場合は、後藤（椎名桔平）と通じてたことから何とか話は通りますね。
多少の矛盾点はありますが。薫ちゃんの場合は、雪平に対する愛情から。って話なら、
つまんないけど意味は解るのですが、薫ちゃんが黒幕だと矛盾点、山積みです。
どうしようもないですね。続編は止めた方が（笑）
てか「アンフェア２」とかで何もなかったことにして、雪平以外キャスト入れ替えで
話を作ったほうがいいじゃないでしょうか？（笑）もっと緻密に。

今回、最もアンフェアだったのは、斉木（江口洋介）が後藤（椎名桔平）を撃つシーン。
一回お互いに下げた拳銃を、不意打ちに挙げて撃つと言うのは、最もアンフェアです。
あれで、本来かっこいいヒールであるべき斉木の株が下がり、目も当てれない映画に
なってしまいました。美意識に無頓着というかセンスなき演出かと。

あと「無駄に阿部サダヲ」ってのも相変わらず。「無駄に加藤ローサ」と同様に、
あれだけなら出演しなくてもいいんじゃないかって思うくらいです。
映画館で観た「舞妓Haaaan!!!」の予告編の方が出番、長いって（笑）