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2008年05月02日

グイン・サーガ#120

旅立つマリニア (ハヤカワ文庫 JA ク 1-120 グイン・サーガ 120)
グイン・サーガ#120「旅立つマリニア」
ネタバレを考慮して、畳ませていただきます。
また、個人的及び主観的な感想なので、気分を害される方もおられるかと思います。
続きを読まれる場合は、ご了承の上、自己責任でお願いします。

うーん、ここまで最悪レベルの作品か。って巻です。
今後に繋がるミロク教とキタイの情報の断片を表して、残りは登場人物の愚痴。
筆者の「書きたいように書く」の意志は良いとして、書きたいのがこのレベルかという事です。
僕は未完の120冊は、完結の短編にも劣ると思いますが、未完なら未完でいいです。
ただ「あとがき」で量を誇るのは止めた方が良いでしょう。
こんなもんなら、初期の数ページの価値しかないです。
今のレベルならプロットさえあれば、何も栗本薫でなくても誰が書いても良いとさえ思えます。
サーガが未完で終わる事より、そっちの方が僕は哀しいです。