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2007年10月12日

ホームレス中学生

ホームレス中学生
ホームレス中学生(著)麒麟・田村裕
やっと回収&読了しました。
mayuさんのとこ(←リンク先では内容に触れてます)で、こんな本があることを知ってから、
探したんだけど、売ってないの!
聞けば、売り切れとか云われたので、amazonで取り寄せました。
結論だけ先に書いておくと、田村の貧乏ネタは、すべらない話とかで知ってるからなー。と、
読むべきか迷っている人がいるならば、とりあえず人に借りてでも読んでおいた方が良いと
思います。でも、あなたがこの本を買って、明日の食事に困らないなら、出来れば買ってあげて
下さい。世の中は因果応報だと思いますから(笑)
では、本書の内容に抵触(ネタばれ)しますので、折り畳んでおきます。
また、個人的及び主観的な感想なので、気分を害される方もおられるかと思います。
ご了承の上、自己責任でお願いします。

いわゆる芸人本なのですが。
まずテクニカルなことですが、これはまったくの僕の憶測には過ぎませんが、ゴースト
ライターものではないと思います。また、矢沢永吉の「成りあがり」における糸井重里の
ような、リライターも存在しないと思われます。
でも、あきらかに1冊の本に仕上げる為に各章の構成を行なった人、もしくはそれが文脈と
して違和感がなくなるように校正を行なった人の存在は強く感じる事が出来ます。
でも、決して手を入れ過ぎていないか、もしくはそう見せるために意識的にかもしれません
が、結果的に少々おかしな部分もあります。文章を書くことを生業としている方との差を
感じる事があります。でも、それは、何ら問題ではないと僕は思います。

この本は、全ての学校の指定図書にしても良いのではないかと思います。
年齢を問わず、小学生から老人まで。人に何かを教えるとか、それより前の段階で。
さすがに僕は泣くとこまではいきませんでしたし、常々拾う神と捨てる神は半々だと
思っているので、人の好意に関しては、恩を受けた人間が恩を返す気持ちを失わなければ
それでいいってぐらいにしか思わないのですが。
でも、「生きる」ことに対する気力をこの本から受けることが出来ます。
余りにも簡単に自分の命を見限ってしまう傾向があるこのご時世において。
人生に絶望したり、クスリに手を出したりする前に、人間として「生きるということ」
に対するレクチュアが、ここにあります。田村裕を師としてください(笑)

コメント

読みましたよ~。・・・借りて(笑)

漫才のネタやら番組で、知ってたエピソードもあったけど、
工藤さん(先生)との交流やら、母親にしてもらった
思い出連ねる最後には泣かされた。天使の目にも涙。

素人表現やからか、小難しい言葉も無いし読みやすかった。

やっぱし、“正負の法則”ってのは有るんかと思ってしまったなー。
良いコト悪いコト、同じ分量くるんかなって。
ほんまこれ、現代の子供達に読んでほしい。

それと。田村の近所に住んでた大人達、ワタシからもありがとう(笑)

トラバありがとうございます^^

学校指定図書!!
いいですねえそれ。

文章が微妙に下手なので、本人が書いた感はしますよね。下手だけど、一生懸命な感じというか、そこもまた効いてるのかなと。

けっこう売り切れてるんですね。彼が印税で小金持ちになって少々豪遊しても、罰は当たらないでしょうw

ありがとうございます。
何かについて勉強したり、
何かについて権利を主張したり、
そういう事する前に、もう一度確認しておいた方が良い事が書かれていますよね。

>まあるさん
天使の目にも涙。ですか!ここ、笑うトコですね!(笑)
でも、田村の近所の大人達になれる資質は、まあるさんが最も高いと思います。

>mayuさん
わざと素人っぽさを出そうとする文章ってのはすぐ解るし、そういうとこがないんですよね、この本には。
ほんと、一生懸命が伝わってきます。お金や仕事のためだけに書いた本じゃないと思います。
田村がどれだけお金持ちになっても、一杯奢ってあげたい気分です(笑)

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