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2004年10月02日

痛くなるまで目に入れろ[雑感]

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何度も書いてたのでしつこいですね。
大阪千秋楽を観てきました。
いつもながら僕なんかが演劇の批評ってのは畏れ多いし、
雑感ってことで、ひとつ(逃)。
ネタバレに抵触しています。
またネガティブな表現もありますので、気分を害されたらごめんなさい。
結論的には、僕は楽しめました。

全編を覆う暗いイメージと暗い感情。そして暗い結末。
それでも、それなりに劇中に引き込まれて、楽しんだし、面白かった。
でも、気になるのは、この芝居の評価(笑)
ダメな人はダメだろうなぁ。引き摺るタイプの人もいるだろうなぁ。
やはり今回は、あの救いようの無い結末でしょうね(笑)
余韻が残ると云うか、元の木阿弥と云うか。ブラックかつシニカル。
でも、そういう項目だけあげると目新しいことではないんですよね。
ちょっと比較にはならないけど、ガキの頃に読んだ星新一や筒井康隆のSFによくあったし。
手塚治虫も元の木阿弥な結末が好きだったんじゃないかな。
後味は良くないかもしれないけどさ(苦笑)
で、僕は短絡的にG2さんが誰々の影響を受けているとか、強引に結び付けたい訳ではない。
ただ、時系列を入れ替えたり、回想シーンを織り交ぜたりの手法とかも無意識のうちに何かしらの影響を受けているのだと思う。
それがG2流の解釈で展開されている訳だから、何ら問題はない。
プロットもしっかりしてるし、辻褄は強引だけど合っている(ように思える)(笑)。
全然関係ないけれど僧正が所属しているバンド、The Jizz Monksのテーマは『何ものにもとらわれない音楽』だそうだ。
僕は未だちゃんと聞いたことがないのだけれど、いい感じじゃないかと勝手に思っている。
若かりし頃の僕なら「何ものにも捉われない」といった時点で、既に捉われていると感じたかもしれない。
本当に捉われていないのなら、最初から意識しないものだと思っていた。
けど、きっと違う。「何もの」を明確に意識して、わざわざ「捉われない」と言い切ることが大切なのだと思う。
今回の「痛くなるまで目に入れろ」も、特に目新しい構成とは思えないけど、良きにつけ悪しきにつけ、これがG2さん流の「捉われない」答えだと僕は思っています。
暗く淡々とした流れと時系列で切り取られたシーンが合致していくスピード感。
すべてが最悪の大団円(笑)に向かって収束して行く様は、十分に楽しめました。
ただ、素人の欲というか毒というか、ちょっと本が、シナリオが・・・(自粛)
それぞれのキャラは、それなりに立ってると思うんです。でも、あのキャストですからね(^^;
もっと、大見得を切るような、キャラが立つシーンがあっても。って素人は思ってしまいます。
あっ、久ヶ沢は、いいよ。あれで。「お祭りだぞー」で十分だ(笑)
それにしても、G2Pって役者さんが楽しそうですよね。別に仲良しクラブっていうんじゃなくて。
みんな、楽しんでやってる様が伝わってくる。あれも演出マジックですか?さすがの演出だと感じました。
その他、それぞれの細かい雑感は、また次回に書きます。
僧正のこととか、僧正のこととか、僧正のことを(笑)

コメント

まぁ、そこは自粛して置いてください(^^;私もそれ前提で楽しんでますから(爆)IWAさんは、私が言いたい事をサクッと書いてくださいます。何となく思ってたこととか、気付かされた事とか。G2劇団(笑)は、カンパニーが楽しそうですよねー。やっぱりG2さんは演出しててください。あっ。VTR編集にも期待かけてます。

はい。その自粛大事!テストに出るよ!(爆)人間、片目をつむるのも必要ですね(自分に暗示をかける私)(;^^)私も廉さん同様、編集にかなり期待してるんよねー。IWAさんの文章楽しみにしてますよ~。山内さんの事とかぁ~山内さんの事とかぁ~山内さんの事を頼んますっ♪

よかった!自粛して(爆)お2人とも、ありがとう。でも、僕の雑感なんて戯言の如しですから。がんばって書きたいとは思いますが。

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