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2007年04月13日

アンフェアなのは誰か(TV)

アンフェア DVD-BOX
「アンフェア」TVドラマ全11話+スペシャル
↑上記に関するネタばれを含む記事です。てか、感想。
ごく個人的に続いていたアンフェア祭りも終了しました。映画も観に行きました。
一般的な方より1年以上遅い訳で、この記事を読む価値はありませんが、私的な祭りに協力、賛同、
興味を示してくれた方など、数名巻き込んでいますので、僕なりのケジメをつけときます(笑)
では、畳みます。

とりあえず、決まり文句から(笑)

世の中にフェアな事なんて何も無い。
目には目を。復讐には復讐を。
アンフェアには、アンフェアを。

全体的な感想としては、かなり面白かったです。ふだんドラマとか見慣れてない僕でも。
これは脚本の勝ちなのか、構成の勝ちなのか、企画の勝ちなのか解りませんが。
でも、厳しいこと言えば、所詮TVドラマだと言う感じのいいかげんな部分も多く、
それが残念です。そりゃちょっと違うとか、矛盾してるとか。
例えば×サイトの描写とかも薄いんですよ。何だそれ?って感じで。
あと、安藤が牧村さんを撃てるだけの時間はなかったんじゃないの?とか展開的に無理が
あるゴリ押しらしきものも多くあります。たぶん。見直さなきゃ自信ないけど。
惜しいというか、僕の欲目なのかもしれませんが、もっときっちりやろうと思えば、
やれたであろうと思える点が目につくだけに残念です。
あと、僕は原作は読んでないのですが、明らかに原作がある4話までとそれ以降では、
作りこみの深さが全然違いますね。それなのに5話以降の方がスピード感と勢いがあって
面白くなっていくってのは、皮肉だと思います(^^;
そういえば最終回も地獄の引きですね。何だ、ありゃ?(笑)
僕は手元にスペシャルのビデオがあったからそうでもなかったけど、よくも皆さん我慢
しましたね。しかもスペシャルを見てみると、それほどのもんでもないし。
僕は地獄の引きの雪平の視線の先に安藤でもいるのかと思いましたよ(笑)

でも、総じて面白かったんだよなぁ。
少なくとも全11話の中での雪平夏見は、かっこいい。
完璧にかっこいい。惚れます。僕なんて、子供のように現在の携帯の着信音は雪平と
同じだし(笑)ドコモだけど(笑)
あと、5話~最終話までを支えたのは安藤によるものが大きいでしょうね、やっぱり。
TVでオンエア時には、あれだけ回を追う毎に存在感を示していただけに、黒幕を安藤と
目していた方は多かったと思いますが、それでも全国でどれだけ多くの婦女子が、
「安藤ーっ!」って叫んでたかな?絶対、叫んでるよな?(笑)
ただ、耳が大きいだけじゃないな、安藤。けど、ここに載ってた『したから、後日も服着て
くれと頼む安藤に「何恥ずかしがってんだよ(やっちゃったくせに今更~)」と言った。』
には笑いました。そうか、したのか、安藤(笑)
あと特筆すべき俳優人としては、加藤雅也や濱田マリや寺島進や香川照之や西島秀俊や
大高洋夫など、大勢いらっしゃるのですが、実際ドラマを全部観終わった時点では、
特筆すべきことはありません(笑)みなさん、無難にこなしていたということで。
で、僕が云いたい事はひとつ。雪平を評して「無駄に美人」って台詞がありましたが、
このドラマこそ「無駄に阿部サダヲ」ではないかと。
てか、我々にとっては、阿部サダヲってのは実に効果的な布石ですよね(苦笑)
阿部サダヲが最後までただの端役の訳がない!とか最初から決めつけちゃうし。
ほらほら、大倉孝二がこれなんだから、サダヲはもっと猟奇的な・・・とか(爆)
で、最後まで何もないってのは、いささか拍子抜けでした。
このドラマの最もアンフェアだった点は、そこじゃないでしょうか(^^;

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コメント

おぉ、映画も見ましたか。
私は映画だけまだ見ていないので、土曜日にでも見にいこうかな。

映画も行ってください(笑
どうこう言えませんが。
あと、大したことないけど映画の感想は今晩書くつもりなので、ネタばれ注意。

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