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2005年03月08日

It's a SONY

kv_1310_pic.jpg僕はPDA(個人携帯情報端末)を持ってない。
ザウルスとかVisorとかCLIEとか。
僕の住んでる田舎では通勤時間=運転時間なので、
通勤途中にニュースをテキストで読むとか、
そんな行為は意味を持たない。
だから安いA5ノートが欲しいんだって・・・。
競馬場でも使えるしさ。関係ないな^^;
さて、ソニーがCLIEを撤退するらしいと今日知った。
実際は、先月末のニュースらしいけど。
そして、今日のニュースがCEOの交代。
初の外国人最高責任者。どうなる、SONY?

僕んちは親子三代のSONYファンだった。
三代ともなると祖父の時代は東京通信工業ですね(笑)
祖父も父も僕もトリニトロンを愛したし、ラジオやステレオもSONYだった。
僕なんかビデオもベータ・ハイバンドだったんだから(笑)
少なくとも、その頃のSONYは高品質だったのだ。
S-VHSなんて、ちゃんちゃら可笑しいと思えるほどに。
文章が過去形で推移しているな(笑)
現在のSONYにはSONYである必然性がない。
例えばVAIOなんか、あれだけデザインセンスがいいのに、使いづらい。
まぁ僕の感覚ですからお許し願いたいんですが、あれだけお仕着せがましい
ユーザビリティはNECを凌ぐでしょ。
「VAIO」「メモリ不足」をキーワードにして検索をかけて見れば分かる。
どれだけの人が、どれだけ苦労してSONY製品を使っているかが。
東京通信工業が活気的な半導体をあみだし、SONYが活気的なブラウン管を生み、
数十年前からNHKは放送機器(特にモバイル)にSONY製品を採用し、
ウォークマンに奇跡的なモーターを搭載した。
そんなSONYのオリジナリティとスピリットが現在の足枷になってるのは間違いない。
しかし、最近のSONYは「one&only」を履き違えている。
エンターテイメント路線は悪くない。押さえるべきものは押さえるべきだ。
けど根幹はエレクトロニクスの技術であり信頼であるべきだと思う。
DVD-RAMだ、ブルーレイだと騒いでいる場合ではない。
そろそろベータの呪縛を忘れた方がいい。
最近のパソコンは、どのメーカーも安価になった。まだまだ高いけど昔に比べて。
しかし、その初期不良品率は10年前の比ではない。どのメーカーも歩留まりを
放棄してコスト減を図っているだと思う。
少々高価になってもSONYは高品質のPCを作るべきではないのか?
やらねばならないなら、部品のひとつひとつを吟味すればいいのではないか?
盛田昭夫らは、そうしたではないか。
井深大が云った
「真面目ナル技術者ノ技能ヲ、最高度ニ発揮セシムベキ理想工場ノ建設」
とは、そういうことではないのか。
もう一度、設立趣意書に目を通した方が良い。
そして、僕はハワード・ストリンガー氏に期待している。
日本人が、外国人がなどと言ってる場合じゃない。
多分、SONYの精神は設立時から世界共通だから。

コメント

いきなりのニュースにびっくりしました!
ストリンガーさんのコンテンツよりな部分と
中鉢さんの技術やさんな部分がうまくソニーを
ひっぱいっていくと良いですね。

そーいえば、ベータかVHSかって懐かしいですね!

僕も驚きましたけど。
本当はもっとCLIEを突っ込みたかったんですけど(笑
事情が変わって、SONYの応援に(爆
ストリンガーさんって確かCBSだっけ。
僕はコンテンツは軽視してませんよ。
けど、水物ですからねー、この事業は。
テクノロジーは裏切りません。時代遅れにはなるけど(笑

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