栄養満点
大丈夫か、小学館?
週刊少年サンデーに連載された漫画「金色のガッシュ!!」の作者で
漫画家の雷句誠さんが編集者のずさんな取り扱いでカラー原稿を紛失されたとして、
発行元の小学館に計330万円の損害賠償などを求める訴えを東京地裁に起こした。
訴えによると、雷句さんは平成13年1月~19年12月、同作品を連載。
小学館が原稿を保管していたが、連載終了後に雷句さんに原稿を返還する際、
カラー原稿5点の紛失が判明した。
小学館側は当初、カラー原稿料1万7000円の3倍を賠償額として提示。
しかし、雷句さんは同作品がアニメ化されて人気も高いうえ、
原稿をチャリティーオークションに出品した際、平均1枚約25万円で落札された
ことから、美術的価値が高いと主張。
「魂をこめた作品を軽々しく、ずさんに扱われ、精神的な損害も大きい」としている。
この記事を読んで、思い出したのは昔々のお話。
某ロキノン(笑)が大友克洋の漫画を毎月2頁連載してた頃。いきなり連載が終了。
まぁ当時のROは何でもアリだったので、残念にしか思っていなかったのですが・・・。
後日、社長の記事かなんかで読んだけど、どうやら入稿いただいた原稿を紛失したらしい(苦笑)
そりゃ怒るわな、大友も。当時は今ほど有名じゃないとは云え、あの筆致は今以上だったし。
あり得ん。僕なら現金何千万運ぶより、大友の原稿運ぶ方が緊張するかも(^^;
今回のケースは既に用は足した後の原稿だから、訴えた方の器が小さいように思われるかも
しれませんが、それは違う。そんないい加減な連中を放置しておいちゃいけない。
僕はこんな漫画は知らないけれど、むしろ何でもっとふっかけなかったのかと思いますね(笑)
自分の作品を、そんなオークションの落札価格なんかから算定するなんて、作品を貶める行為と
しか思えませんから。
で、悪いというか論外なのは小学館なのですが、舐めてるとしか思えません。
1点百万円×5点分くらい払う気概を見せないと。金の問題じゃないけど誠意ってのは
そんなもんでしょ。それで人気作家を失わなかったら、安いもんだと思うけどな。
それが嫌なら保険に入っとけ。って感じですね。