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2005年07月19日

僕が愛する映画[01/10]

明日に向って撃て! 〈特別版〉「Butch Cassidy And The Sundance Kid」
僕は時々、映画フリークと誤解を受けるのだけれど、
映画は音楽のヒットチャート同様に苦手分野です。
長年付き合ってるTOさん辺りなら解ってくれてる筈だけど。
言い訳をすると、映画の上映に関してはとても不利な田舎に住んでる事(長い間、映画館がなかった)と、TVでやってる吹き替えの映画を観るのが好きでなかった。ってのが要因かも。
生まれて、今まで百本も観てないんじゃないかな?
映画館で観たのなんか、数えるほどだと思います。
では、何故、僕を映画フリークと勘違いをする人が出現するかと云うと、気に入った映画についてだけ語るからだと思います(笑)
俺に映画を語らせろ(笑)最初は「明日に向かって撃て!」。

この映画も初めて観た当時は、どっちがニューマンでどっちがレッドフォードか解らない
くらいに映画オンチでした。「ブッチの役者がね」とか(笑)
「ハスラー」を観て、「おお、ブッチがニューマンなのか」と(笑)

19世紀末の銀行強盗の実話かなんかを脚色したニュー・シネマですね。
僕は、好きな映画を問われたら、この映画の名前を一番に出します。
他の映画は結構色々面倒があるけど、これは名画ですから(笑)
このニュー・シネマ独特の淡々とした軽妙な感じが大好きです。
やるせない、切なさを抱えながら、進んでいく感じが好きです。
これは結末を知ったから切なさが漂うのでしょうか?
初めて観た時の感覚は、現在はもう持てないし。
バート・バカラックの音楽もいいですよね。絶対に良い。
けど、自転車を乗り回すシーンは、余り好きじゃないんですよね。
映画ファンには、どうしてもああいうシーンが必要で支持されて高い評価を受けるようですが、
こちとら、ただのロード・ムービー好きにとっては、それもジャマなんです(笑)
ジョージ・ロイ・ヒルは「スティング」も好きだけど、こっちの方があざとさがない分、良いと思います。

あと「俺たちに明日はない(BONNIE AND CLYDE)」と、よく混同されたり、似てると云われたり、
比較されるのですが、それはヒドイ話です。邦題が似てるだけです。
僕は「ボニー&クライド」も好きですが、あれは僕の好きなロードムービーのいくつかと似て、
破滅に向かってひた走る訳です。そこが「明日に向かって撃て!」と決定的に違うのです。
この邦題もどうにかならんか!と思った時期もありましたが、ブッチとサンダンスは確かに
「明日に向かって」る訳ですから。
ボリビアに逃げて、また荒稼ぎして、今度はオーストラリアへ行こうなんて、常に明日を見つめています。
最後の最後までポジティブ・シンキングなブッチ。
そして、最後まで洒落た会話。男は、こうありたいと思います(笑)

コメント

単に邦題のつけ方だけを論議するなら、ぼくもこの手のタイトルには反対ですね。「愛と青春の旅立ち」とかね(笑)。誰がそんなタイトル考え出すんだぁ?と思う。
洋楽の邦題もすごいと思うけど、そろそろ原題で勝負する世界にしていかないと、「果てしなく特殊な国」ニッポンになりはしませんか?

そういえば、まだ「ジェダイの復讐」と「ジェダイの帰還」に混乱してるマスコミもどうかと思う。
原題で、いいと思うけどなぁ。
そやなぁ。「さらば青春の光」とかなぁ。
「バンドは荒野をめざす」とかなぁ(笑
あと新聞が勝手に「音速で」とか訳すのはどうかと思います。

(笑)
その場合、締めは「ロンドンの町」でしょ?

わはは!
さて、僕とTOさんのやりとりなんて読んでる奇特な方に問題です。
「音速で」「アメリカをおおう翼」「ロンドンの町」は、
あるロックバンドが問題を起こした際に、その報道と共に一般新聞紙に勝手に和訳されて掲載されたアルバムタイトルです。
そのアルバム名をヒントにバンド名と起こした事件(有名)を答えなさい(笑)

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