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2005年04月29日

「ALICE」雑感(2)

alice1.jpgラーメンズを観た。
以前にラーメンズ・ライブは観た事がある。
けど、本公演を生で観るのも初めてなら、本多も初めて。
こんな僕が何かを語るのは、おこがましいにも程がある。
でも、こんな僕が書くようなものは、大したもんでもない。
だから、おこがましいのを承知の上で、書き残そう。

けど、益々不埒さが増しております。
畳んでおきますので自己責任で(笑

まずは、会場のことから。
ラーメンズの観客は選ばれし者である(笑)
前売りチケットの争奪も厳しければ、僕が観た千秋楽公演の当日売りに並んでた人の数も凄かった。
公演回数が63回と言っても、収容人数を掛けてみるとそんなに多い動員数にはならないだろう。
しかも、延べ人数だしな(笑)ここにジレンマが生じる。今後、益々生じる。
僕が見た限りでは、本多では少し広過ぎる。
僕の観てた席は後方だったけど、僕にとってはむしろ望むところだった。
先に書いた通り、初めての本公演で初めての本多だった僕は、観客とラーメンズを後方から俯瞰したかったので。
それによって色々感じることもあったので。
顔を眺めて、うっとりしたいわけでもないので(笑)
しかし、普通に考えれば、少し広すぎるのである、本多では。

これは、今までに数多くの劇団が抱えてきたジレンマに共通するだろう。
小さい箱でやってた時と大きい所でしかやれなくなった時とで内容も変わっただろう。
そして、ファンは決まってこういうのだ。「昔は良かった。」
本来なら、ラーメンズは、その狭間に差し掛かっている時ではないかと思うのです。
でも、ラーメンズに関しては、単に大きい場所に行くとは思えない。
と、なればチケット争奪狂想曲はまだしばらくは続くのかなぁ。

あっ、KKPは別だからね。あれは、どのくらいまでが許容範囲か分からないけど、
ぎりぎりのところまでやればいいと思う。少しでも多くの人達に観てもらえればと僕は思う。

試験的に神戸オリエンタル級の会場に3面くらいビジョン持ち込んだらどうなるかな。
3方向カメラ設置。賢太郎カメラ、片桐カメラ、俯瞰(もしくはズーム)カメラ(笑)
じゃまかな。まっとうに見える位置にいる人には、視界に入って邪魔かな。
全部、それで公演打つんじゃなく、数回やってみる価値はあるんじゃないかな。
彼らのコントには奥行きがある。奥が深いとか精神的なことでなく、物理的なことでね。
間もある。台詞の間でなく、賢太郎さんと仁さんの距離ね。
そして、彼らのコントは指先までもが重要だと僕は思う。
指の先まで見えないといけないとか、マクロな話をしている訳ではない。
指が伸びているのかどうかとかは重要であろう。って話だ。
残念ながら、最後列や立見席では、把握しづらいものだろう。
客にオペラグラスを覗かせる(勝手に覗いてるんですけどね・笑)くらいなら、ビジョンは効果的に思えるけどなぁ。
自由な発想足りうるラーメンズならば。固定観念に捉われずに。
みんなが幸せになれるために(笑

ありゃ、なんかつまらない話になったな。打ち切ります。