ロートレック展
サントリーミュージアム[天保山]のロートレック展に行ってきました。
トゥルーズ=ロートレックに特別な思い入れがある訳でもないし、特別に好きな作品がある訳では
ないのですが。ま、そんな僕だってベル・エポックに言及したらいけないってわけじゃないし、
モンマルトルの丘をまがりなりにも訪れたんだから、エコール・ド・パリとか云ってもいいかなと。
あ、ロートレックはパリ派じゃないか。既にめちゃくちゃですね(笑)
で、美術的なことはよく解りませんが、こんな時代でもコマーシャリズムと自分の本当に描きたい
モノへの執着と葛藤はあったんですね。ポスター画という商業的なものですら、そういう部分が
あります。よく、こういうので通したものだなと思えるものまでありました。
ラフスケッチとかで、かなりいいかげんなもんもありましたが、いくつかの油彩には、ドガから
影響を受けた筆致のすごいものがありました。
不思議な人ですね、トゥルーズ=ロートレックは。