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2007年01月21日

Marie Antoinette

マリー・アントワネット
[サウンドトラック]マリー・アントワネット
映画「マリー・アントワネット」観てきました。
カンヌ映画祭の試写でブーイングが起こったと評判の映画(^^;
まぁ得てして国際映画祭みたいなとこの評判なんて当てになりませんからね。少なくとも僕には。
とりあえず、ネタばれに配慮して畳みます。封切直後だし(笑)大したこと書けないけど。

ほとんど事前の予備知識も無しに行ったのですが、それ故に始まったとたんに面くらいました。
あら?何か他の映画の予告かな?と思うくらいの音楽が流れて来ました。
全編を通してキッチュというかポップというか斬新な音楽が流れます。中には耳にした事の
あるような、ないような音が!ほら、ほら、何だっけ?ジョイ・ディ・ビジョン?じゃねぇーし、
って感じで落ち着かないことこの上なし。
帰宅して検索してみたら、そう、「ニューオーダー」(笑)
あと「スージー&ザ・バンシーズ」とか「ギャング・オブ・フォー」(!)。あはは。
映像の方ですが、綺麗ですね。ヴェルサイユの光景が。宮殿を借りて撮ったらしいのですが、
CGもあるのかな?その辺り、詳しくないので解りませんが、あれがロケオンリーなら、
そりゃ「華麗なる一族」の数倍凄いです(←比較がする方がおかしい)。
宮殿の外の映像が本当に綺麗。で、宮殿内はというと、いくら何でもここまではなかったろという
ビビッドでポップな色彩感覚です。お菓子とかの小道具含めて。マカロン、食いすぎ。
ストーリーの方は、まぁ時代背景が時代背景ですから。薔薇は、薔薇は~、気高く咲いて~とかの
世界ですからね。お話として、ここがマズイよ。とかそんなのはあまり感じませんでした。
ソフィア・コッポラが好きに撮った感じです。僕は良いと思いますよ。
展開的にさしたる抑揚もなく、淡々と進むけど倉本聰とは違うよ(笑)
主演女優の良さが難を隠してるのかもしれないなぁ。僕の好みです。
あと、この映画一番の見所をネタバレしてしまうと・・・子羊ですね。子羊が出てくるの。
で、それがえらく可愛い。思わず声を上げそうになったほどに。あれは反則ですな。
それにしても日本は徳川家斉の治世だと云うのに当時のフランス貴族は笑えますね。
フランス革命が終結を迎えるまでは決して幸せな歴史ではなかったと思いますが、あの状態から
近代民主主義国家へ変貌を遂げることがよかったね。ってのが僕の感想です。

追記:書くの忘れてた!アメリカの映画だから全編英語で喋ってるの。
これが相当な違和感。意味が解らなくても違和感ありあり。
これはフランス語吹き替えを輸入して字幕つきで観たかったな(笑)

コメント

機会があったら観たいなと思っていましたが、ギャング・オブ・フォー発言でかなり観たくなりました(笑)
しかし私は映画館が怖くて嫌いで(音が大きすぎるのが耐えられない!)もう10年近く行っていないので、デスノートばりのはやさでテレビで放送されることを願います。

あはは!ギャング・オブ・フォーはどこで流れたのか明確に解ったわけじゃないんですけどね(笑
だって僕はデビュー直後しか知らないし。
でも、そういう音楽もガンガン流れてました。
あと映画館の音響に弱い方って結構いらっしゃいますよね。
この映画なんかは、スクリーンに映える綺麗さなんですけどね。

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