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2006年06月26日

ゴールデンシューズへ向けて

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マッチ49:ドイツ 2-0 スウェーデン
勝ちました。一般的にドイツ強い。ドイツすごい!と言われているようですが、ドイツ優勝を
願う僕にとっても本当にラッキーで良いゲームになったと思います。
次のアルゼンチン戦いに向けて本当に良い布石になったと思ってます。
何より早い時間帯でのプリンス・ポルディことルーカス・ポドルスキの2得点は良かったです。
ミロスラフ・クローゼとの連携は試合を重ねるごとに良くなってきているし、これは今までの
ドイツチームになかったほどの連携ぶりです。
ドイツ代表前監督のフェラーと現監督のクリンスマンの2トップの時代も息は合ってたし、
素晴らしかったのですが、ゴール前であれだけ自由奔放なプレーは見られませんでした。
どうやら二人ともポーランド系らしいのですが、本当にポーランド語で連携取ってるんじゃないか
と思わすほどの出来の良さですね。
アディダス・ゴールデンシューズ賞は得点王に贈られる賞ですが、この二人が競ってくれれば、
ドイツにはワールドカップが近づいてきます。

とにかく、早い時間帯での得点でスウェーデンに対する嫌なムードを払拭出来たのは良かった
ですね。その後、得点が入らなかったのはドイツの拙攻もありますが、例え10人になったと
しても、集中した時のスウェーデンってのは厄介だというのを証明していますからね。
いや、攻守共にその後のドイツはひどかったです。ありゃ、何じゃっ?てくらいに。
パスは不正確だし、裏に出されるにも程があるってくらい出されてたし、DFのチェックは、
甘かったし。そのくせ、ドリブルだけはゾーン的に上がりを完璧に阻止してましたね(^^;
なんせ、課題が山積みです。快勝なのに。
でも良かったです、スウェーデン戦で。これがアルゼンチン戦だったらボロクソにやられてる、
きっと。レーマンもかなり怒ってたし、バラックもカーンも不服だったでしょう。
またアルゼンチン戦までに修復され、強化されてくることでしょう。
あと、攻撃の際にあれだけ執拗にバラックに球を集めた本当の意図は知る由もありませんが、
1発も入らなかったとは云え、あれがまた良かったと僕は思うのです。
あれだけミドルレンジからシュートをバコバコ打ったのですから、アルゼンチン戦では必ず警戒されます。
少なくともバラック、ラーム、フリングスがあのレンジで球を持てば、誰かが球に付かざるを
得ないし、ゴールまでのラインを消しに行くのも1人必要です。それがセオリー。
数の論理でいけば、その分ポルディやクローゼがマークを外しやすくなりますし、また別の選択肢と
して、シュナイダーへのパスも通りやすくなると思います。多分、その時はシュナイダーが
フリーだと思うので容易くセンタリングを上げられるかと。な、クリンスマン(笑)
僕は2点入った時点で爆勝ムードが漂いお祭り騒ぎを懸念しましたが、なんせ点数を重ねることで
チームの雰囲気が良くなっていくラテン系の代表チームとは違い、ドイツの場合、大勝は油断しか
生まないのです。それより課題が浮き彫りになった方がどれだけいいか。
ファンとしては、いつも思います。
さぁ次はアルゼンチン戦。メキシコに大勝して油断しながら勝ち上がるかと思いきや、意外にも
苦戦を乗り切っての勝ち上がり。少しは消耗してくれれば良いのですが、あの国に限ってそれはないでしょう。
でも、ケンペスがいるわけじゃないからね。見事、蹴散らしてみせます。
どれだけ、つまんない試合になっても構わないから、勝ちにいきますよ、ドイツは。

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