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2005年07月17日

I have a bad feeling about this.

メイキング・オブスター・ウォーズエピソード3シスの復讐金曜日の夜に「スター・ウォーズ」を観て来ました。
感想を一言で云えば「切ない」。
フィクションとノンフィクション、全てをひっくるめて「切ない」。
アナキンのパドメへの愛も切なければ、その結果、招いてしまう不幸も切ない。
オビワンのアナキンへのひと太刀、ひと太刀も切ないし、ヨーダが語るジェダイの教えも切ない。
現在の主流であるCGへの迎合ぶりも切なければ、EP4~6への矛盾と知りながら、敢えてその展開にしたルーカスの決断も切ない。
僕も、ルーカスの決断は支持します。仕方のないことだと。
では、以下は完全にネタばれなんで、畳みます。

いきなり、私信。>まりおさん
わはは!グリーバス将軍は、完全にお笑いキャラでした!
何だ、あれ!ある意味、切ないキャラだぞ(笑)
僕が今回もっとも切なかったのは、ヨーダを見送るチューイの声でした(笑)

さて、標題の"I have a bad feeling about this.(悪い予感がするぜ)"は、
スターウォーズ全編を通して、様々なキャラクターが口にする台詞です。
今回も勿論、入ってました。試写会や先々行などでは、この台詞が出るたびに
どよめきや笑いが出てたことと思います。マニアくんの占める割合が多いからね。
ざわめく程度なら仕方ないと思うのですが、そんな人は気付いたことを誇示と
共有すべく行動に出してしまうのだと思います。僕はそんな環境で映画を観たいとは
思いません。さすがに公開から1週間たった田舎の上映は客も30人くらいで、
実に落ち着いて観れましたよ(笑)
そして半分くらいの人は理解出来なかったと思われます(爆)
だって、エンディング直後に席を立った人が半分以上いたもの。
通ぶってエンドスクロール終わるまで席を立つな。とは云いません。
僕もエンドスクロール、嫌いだから。
でも、映画の切なさを感じたら、直後には席は立てないでしょ。溜め息が先だろ(笑)
直後に席を立った方は「何じゃこりゃ?」って感じじゃないでしょうか。
そう、単体の映画としては多分、つまらない映画だと思います。
何の思い入れもない方が、エピ3だけ見て「何か」を感じて、他のスターウォーズを
観ようと思われるのは稀有だと思いますね。その「何か」は何か知りたいです(笑)
僕はネット上だけで1名、そんな方を見かけました。
試写会の帰り道、エピ1と2を借りて帰られた方のお友達は聞いておいて下さい(笑)
僕がエピ4で受けた衝撃同様にヨーダが諭すジェダイ観かタトゥイーンに浮かぶ
2つの太陽なのかもしれません。

あと今回は曲解されてる方も多いと思うこと。こんな感じで。
確かにヨーダは、強い執着は危険だ。失った時のことを怖れる。みたいな事を言う。
だからと云って普通の人間と同様にアナキンは愛を捨てる事は出来ない。
これに感情移入もしくは、同情する方もいるかもしれない。
しかし、彼はジェダイなのです。だからジェダイの戒律で結婚を咎めているのです。
彼がマスターになれないのも道理。愚かなり、アナキン!
てか、ジェダイってのは、本当に哀しい存在なのだと言う事を解っていただきたい(笑)

ラストシーンはタトゥイーンで2つの太陽が映ってました。
いつもの朝陽のような太陽と夕陽のような太陽。本当はどっちも夕陽のはずですが。
初めて観た時から、衝撃的だった2つの太陽。
あれを最後に持って来た、ルーカスの意図に感慨を覚えました。
とりあえず、ファイナルらしい。ってことは僕にも解る。
とりあえず、ルーカスには最大限の感謝の意を表したい。
この映画に関しては、今後も語る機会が多いと思うので今は余り多くを語りたくない。
すべてのスターウォーズ・ファンへ。May the Force be with you.

コメント

とうとうご覧になったんですね!
長い年月をかけてシリーズをひとつひとつ追いかけてきた人だけが、
この映画の真の醍醐味を味わえるんだと思います。
これを観てからダース・ベイダーの最期を見て、思わずグッときてしまいました。
・・・彼女の意見、今度聞いておきますね(笑)

あっ!まりおさんだ!(白々しく)
ありがと!
でも、長い年月をかけた人だけじゃないと思うよ。ルーカスも、そんなケチな奴じゃない。
今年から追っかけて見た人でも、SWに何かを感じた人は、みんな味わえると思えます。
だって、何かがなければ、他の映画の方が絶対おもしろいはずだし。
・・・聞いておいて下さい(笑

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