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2007年10月20日

グイン・サーガ#116

闘鬼 (ハヤカワ文庫 JA ク 1-116 グイン・サーガ 116)
グイン・サーガ#116「闘鬼」
ネタバレを考慮して、畳ませていただきます。
また、個人的及び主観的な感想なので、気分を害される方もおられるかと思います。
続きを読まれる場合は、ご了承の上、自己責任でお願いします。

タイス篇にメドがつきました。次の巻で終わり。
グインとガンダルの決着がついた訳ですが、ガンダルのキャラを立たせる為に9巻。
最近のグイン・サーガに期するものは余りないのですが、懸念していた通りタイス篇の
クライマックスとなるべき、この巻ですら描写や展開に明らかに衰えが見られます。
確かに以前から無駄なくどい修飾表現が多かった著者ですが、今回はタイスの街が如何に
変態で埋め尽くされているのかの繰り返しで、9巻を通じて同じ事の繰り返しです。
喜んでいるのは作者ばかりで、既に栗本薫は裸の王様かもしれません。