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2007年02月08日

I ain't gonna play SUN CITY


先日"we are the world"を貼って、僕の心に火が灯いたので、これも貼っておきます(笑)
当時チャリティでAIDものが多く企画されましたが、その崇高な建前に対して僕の気持ちは冷め
ていました。確かに演ってる事は正しいから、賛同しろと云われればします。
けど、その押し付けがましい大仰さと、本当にそれが最もプライオリティの高い問題なのかどうか
って点に何とも言いようがない割り切れなさをかんじていました。
そこへ現れたのが、この"SUN CITY/Artists United Against Apartheid"です。
『アパルトヘイトに反対するアーティストたち』が「サンシティなんかで演奏してたまるか!」と
歌っただけ(笑)これは、来ましたね。僕のハートを鷲掴み(笑)
えっと、時代が時代ですからね。アパルトヘイトについての詳細はこちらのウィキペディアを
ご参照下さい。
当時から僕は無知で学がなかったので、他国の民族問題や宗教問題など内政干渉に当たる部分に
ついては意見を述べたくなかったのですが、このアパルトヘイト政策にだけは嫌悪感を感じていま
した。おまけにネルソン・マンデラ氏は捕まったまんまでどうなるか解らない状態だったし。
で、立ち上がったのが我らが心の盟友マイアミ・スティーブ・ヴァン・ザント。
(またの名をリトル・スティーブン)。そりゃ、無条件に賛同します(笑)
もう、マイアミに一杯奢ってやりたい気分でした。

誤解を招かないように書いておくと、僕はサンシティにおいて演奏したミュージシャンを攻撃する
気はないです。クイーンやロッド・スチュアートやエルトン・ジョンやレイ・チャールズなど。
いや本当は責めたい気もあるのだけれど、ロックは既に大きな産業だったし、マネジメントの
問題であって、演奏した多くのミュージシャンは無自覚だったのではないかと思うのです。
ただ無自覚なら良いかといえば、そういう訳でもないので、誰かが声を上げるべきでした。
さて、今日貼った動画ですが、先日まで僕はこれを観た事がなかったのです。いや正式なPVは
何度も観たしこちらでも観れます。ちょっと映像が暗いけど。
でも、これは、テロップっていうか吹き出しのように説明が出てくるのね。
思わずポーズボタン押して止めて読みたくなるような説明が。
馴染みのないミュージシャンの名前も解るし、スプリングスティーンの時なんか笑えますよ。
きっと、これを付けた奴は、ボスのファンです(笑)
それにしても、マイアミは拳を振り上げる時を間違えていなかった。
彼の偉業を讃える意味でも後世に伝えたい1曲です。