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2004年06月25日

グイン・サーガ95巻「ドールの子」

ドールの子―グイン・サーガ(95) (ハヤカワ文庫JA)

「グイン・サーガ」とは人身豹頭の戦士グインを主人公にした、ヒロイック・ファンタジー小説です。
作者は栗本薫。1979年にハヤカワ文庫から刊行され、正編全100巻完結構想のサーガです。
しかし、既に100巻完結は無理(笑)とにかく95巻が発売された。

作者の栗本薫は、幅広いジャンルで活躍する一方で小説も量産する。
代表作は第24回江戸川乱歩賞を受賞した「ぼくらの時代」や第2回吉川英治文学新人賞を受賞した
「絃の聖域」等。「魔界水滸伝」とかもあります。
評論家としては、中島梓名義で第20回群像新人文学賞評論部門を受賞した「文学の輪郭」がつとに有名ですが、TV番組「象印・クイズヒントでピント」の女性陣キャプテンの方が有名かな(笑)
僕が栗本薫を知ったのは今から25年前。で、禁断の「グイン・サーガ」を読み始めたのは20年前のこと。止めときゃよかった(笑)
年間にグインを3、4冊平均で量産する彼女ではあるが、他の執筆も含めると多分年間12冊は書いているでしょう。その間にミュージカルやったり。アホです。
何度、「グインサーガに集中しろ!」と思ったことか。何度、読むのを止めてやろうかと思ったことか。br>
読者ですら、こうなのだから筆者は数々の葛藤があったことと推察します。
しかし、栗本薫は一度たりとも「グイン・サーガ」を止めようとは思わなかったことでしょう。
さすがに、これだけの巨編ですし、書き始めた頃に生まれた人も25歳です。
色々な変遷が読み取れます。初期の頃は、今から思えば気負いも感じますし、中ほどでもサブ主人公の美しさを語るのに筆が流れて、饒舌すぎる文体も見受けられます。
しかし、100巻を支えるプロットの重要性や、展開のスピード感、キャラの起たせ方など、小説を志す方には良くも悪くも学ぶ面は多々あります。是非、読まれたし。
とにかく、このサーガも95巻を数えました。まだまだ、ここからが佳境な訳ですが、核心に近づきつつあります。
そして標題の「ドールの子」。ここまで94巻読んできた者は100%、イシュトって人物の話だと推測出来ます。このキャラは、このサーガの中でも魅力的なキャラです。楽しみです。
そして、同じくこうも考えます。心の中で叫びます!94巻での地獄の引き。グインは、どうしたっ!

コメント

熱く語ってますね~。タイトル・作家さんは知っているけど、読んだ事はありません。読むべきですかね?最近小説読んでないし…途中になっている物、多々あるし…。活字好きなので読むのは苦にならないのだけれど、持ち運びが苦手。移動時間って集中出来て良いんだけどなぁ~。

ありがとう、puzさん。もう熱くはないんですけどね(^^;読まれたし。って書いておきながら、読まなくていいと云っておきましょう。まぁマンガ読むつもりで読み進めるならいいのですが。多分、はまるとは思うけどね(笑)

出ましたね95巻。毎回新刊が出る度に前の巻をざっとおさらいしないともうなにがなんだか(笑)もうこうなると見届けてやる!って感じで意地で呼んでます。ほんと止めときゃよかった!って気持ち、同感です。続き物に弱くって・・。

わーまたやっちゃった誤変換・・×「呼んでます」○「読んでます」

誤変換なんて何のその。ありがとう、curioさん。前の巻なら、いいんですけどね(^^)前にイシュトが出てきたのは何巻前だっけとか(笑)バカバカしいので、読み返すのは40巻くらいで、やめました(爆)読んでるうちに思い出すから。そういやこいつは、まだここにいたのか!?って。意地で読んでるのは、僕も同じです。puzさんも、万が一読み始めたら、意地必要です(笑)でも意地になれるのは好きなのか?(^^)ストーンズは意地で最後まで付き合うけど、俺もポリスには付き合わないし(^^;

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