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2008年01月20日

自由死刑

自由死刑 (集英社文庫)
「自由死刑」(著)島田 雅彦
この小説が関西テレビ製作のドラマ「あしたの、喜多善男」の原案だそうです。
ま、ドラマとしては何ともいえない感じで、僕は言及する事が出来ません。
ただ、原案:島田雅彦ってのには、驚いた。え?え?僕が無知なだけですか?(笑)

優しいサヨクのための嬉遊曲 (新潮文庫)
「優しいサヨクのための嬉遊曲」(著)島田 雅彦
僕にとっての島田雅彦は、サヨクであり、20年以上前に友人Tさんが紹介してくれたこの作品、
「優しいサヨクのための嬉遊曲」であり、「ドンナ・アンナ」「僕は模造人間」です。
その頃の彼は奇はてらっていたけれど、あくまでも純文学だったし、くだらねぇ文壇や文学に対する
アンチテーゼを訴求する旗手でした。ポストモダン文学などと評されることもありましたが、
ただ時代が時代だっただけで、当時の田中康夫や高橋源一郎と一括りにしちゃいけない(笑)
明らかに一線を画している才であったと僕は思います。
ただ、僕ですら彼の作品や言動に矛盾を感じていたし、近いうちに自己破綻する人だろうなと
感じていました。それが現在は、大学教授ですか。どこでどう世の中が変わったのか?(笑)
そういった経緯なので、その後の作品も読んでないし、映画に出たなんて話も知らない。
とにかく驚いています。近いうちに何冊か読んでみたいと思います。
現状は未読の積ん読が何冊かあるのですが・・・(苦笑)