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2007年09月17日

神の雫 #12

神の雫 12 (モーニングKC)
神の雫#12
神の雫の12巻です。
表紙で遠峰一青が掲げてるワインはこれです。
a07091301.jpg
DRC echezeaux [1985]
この記事を書いてる時点で残りあと8本です。お急ぎ下さい(笑)
あ、クリックする前に金額の「0」の数をご確認を。
普段、見慣れた金額より、1つか2つ多い可能性があります(笑)

では、以下は、ネタばれなので畳みます。

この漫画、10巻くらいまでは、出て来るワインやストーリーに勢いが感じられたのですが。
僕みたいな人間が読んでるような状況になってるくらい普及してくると余計なことも増えて
くるようで。要するに、誰かが後ろで操ろうとする訳ですよ。しかも、そいつらは金を持って
いるわけで。大きな市場と共に。
漫画の原作者が自分で勉強するならまだしも、取り上げた醸造家と対談して、しかもそれを
得意気に掲載して「生産者の間でも話題になってますよ」なんてのを、恥ずかしくげもなく
堂々と巻末に載せているんですよ。如何にひどい状況か一目瞭然です。
韓国篇も韓国で人気になっているから軌道修正しているようにしか見えません。
それを邪推と言い切れるほど作品が充実していれば良いのですが、使徒のかけらも感じられ
ないこの巻に希望は薄いです。
でも、薄いなりに希望はあります。いくつかの場所に当初から続いているワインに対する
パッションを感じさせるコマはあるわけです。
講談社のコマーシャリズムに迎合しない姿勢を原作者と漫画家が取り戻せば希望はあります。
あくまで、希望は薄いですが(苦笑)