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2007年07月28日

バガボンド 26

バガボンド 26 (モーニングKC)
バガボンド 26
バガボンドの26巻です。ネタばれなので畳みます。

井上雄彦流の 「一乗下り松」。
70余人を切り倒すつもりらしく、コマ割と間合いに魂が窺えます。
井上雄彦は「9年描いて初めて書ける台詞があったことに気づく」と巻末に書いています。
どの台詞か内緒らしいです(笑)
『斬っても斬っても次の敵。まるでこれは「俺の人生そのもの」か?』って台詞があって、
僕は当初、この台詞の事かと思ったのですが、違いますね、きっと。
『先にも後にも寄りかからず 今のど真ん中の繰り返し』だと思います。
この巻には、一太刀、一太刀が今のど真ん中の繰り返しで表現されています。
ここから先のバガボンドは評価が分かれると思います。
既に井上雄彦の悟りに向かって進んでいます。
僕は過大評価をするつもりはないし、漫画としては失敗になるかもしれない。
26巻にも「ありゃ?」と思う部分もあります。
それでも、それは些細な事として僕は受けとめます。描きたいように描けば良いと。

コメント

>9年描いて初めて書ける台詞
「ありがとう」かしらと思ってました。
やっと武蔵に言わせられた台詞のことかと。
>『先にも後にも寄りかからず 今のど真ん中の繰り返し』
なるほど。

>「ありがとう」かしらと思ってました。
そうなのかもしれません。
あの場面で、あの言葉。
あれは、9年描いて初めて書ける台詞かもしれません。
同時に僕が今回「あれ?」っと思った部分のひとつでもあります。
微妙です(笑

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