Occupied Japan
以前から書いてる通り「La Antica Casa」のシェフは最近は色々な骨董に手を伸ばしているので、
お店へ行くと、訳の解らないものが必ず増えています（笑）
そんな中で、目を引いたのがこれ。陶器の人形なのですが、レースも陶器！すごい。
写真真ん中に拡大してみたのですが、分かっていただけるでしょうか？
ドレスもレースなら、手提げのカゴも。これ、ぷらん、ぷらんしてて、壊れそうで危険すぎます。
少し調べてみたら、ちゃんと「レースドール」ってジャンルがあるようです。奥が深いです。
本綿で出来た本物のレースに、粘土を染み込ませるように被せてから焼成すると、その焼成温度の
高さにより、中の木綿は焼失するようです。・・・なるほど。
で、この人形の底にはMADE IN OCCUPIED JAPANの文字が、「占領下の日本製」って意味です。
そうか。敗戦直後にも関わらず、日本人はこういう素敵なものも輸出していたんですね。
