« Sogno-Poli | メイン | スマートインターチェンジ »

2006年10月02日

夢幻の如し

a06100201.jpg
ディープインパクト狂騒曲はこれで終宴を迎えるのでしょうか。
発馬抜群、道中折り合い抜群、騎手満点。それでもの敗戦。
敗因は深くて重い芝と59.5キロの酷量であることは明白です。
でもそれは解りきっていた事。僕も以前にこのエントリに書きました。
TVでは勝ち馬との3.5キロの斤量差ばかりをアピールしていましたが、問題は3.5キロではありません。もし53キロと56.5キロなら問題ないわけです。
問題は競走馬としては軽量であるディープインパクトに59.5キロ。
けど、僕はこの正攻法での敗戦を嫌味でも何でもなく讃えたいと思います。

それにしても凱旋門賞というか外国は怖ろしいですね。何だ、あのパドックは(笑)
あんな人込みの中で引かれたら如何にディープインパクトでも神経がまいりますよ。
アナウンサーは落ち着いてるとか強調してたけど、全然落ち着いてなんかいなかったです。
で、ゲート入りも1頭づつって!(笑)しかも最後に入って抜群の発馬。
好事魔多しと云いますが、あのスタートの良さが仇となった気もします。
僕は最初の1000mは馬よりも時計ばかり見ていたのですが結局テンの5F(1000m)は60秒くらいでした。
微妙(笑)十分スローですが感じてたよりは早かったです。
で、坂の下り方はさすが名手・武豊と思わせるほど完璧でした。
仕掛けも正攻法としては、完璧なタイミングでした。いや僕がそう感じただけでなく解説の岡部さんも武豊も同調したくらい完璧なタイミングで追い出した筈なのです。
ただ岡部さんも武豊もそして僕も(笑)、シロッコしか意識してなかったかもしれません。
まさかあれだけの手ごたえのシロッコが失速するとはね。
結果論ですが、岡部さんが「まだまだっ!」って叫んだ時より更に一完歩手前くらいのタイミングで追い出す選択肢もあったかもしれません。
バクチですがあそこで仕掛ければ水を空けることが出来たかもしれません。
そんなもん、もっと早くにバテるだろうと言う意見も尤もですが、ディープインパクトに先着した2頭は外から併せてあれだけ伸びた訳で、引き離していたらそれはそれで違う競馬になってたはずです。
でも、飽くまでも結果論。ましてや1番人気に支持されたディープインパクトには正攻法での攻めが望まれた事も事実です。
今回、騎乗が最も嵌まった馬は2着のプライドでした。舌を巻いて鞍上を確認したら、ルメール。
怖ろしい騎手だな、彼は(笑)僕は昨年彼にやられまくったからなぁ。
今年、短期免許でやってきたら、ルメールだけは押さえたいと思います(笑)

トラックバックURL

このエントリーのトラックバックURL:
http://capri.sakura.ne.jp/mt/mt-tb.cgi/1374

コメント

 ここではお初です。
 敗因、馬場と斤量、もう一つ、ぶっつけのローテーションでしょう。
 私には宝塚を使った意味がさっぱり分かりません。その辺の経緯は想像するしかありませんが。やっぱり天皇賞を使った後、渡仏して前哨戦を使えばあるいは、という思いは拭えません。
 しかし今回の凱旋門賞中継、私は解説・岡部幸雄の直線での一連の絶叫に感動・感激しました。
 やっぱこの人は競馬が好きなんや、ええなぁ、と思った次第です。

おっと。おひさしぶり!
そう、確かにローテーション。
でも、前哨戦は出走してればもっと酷斤量だったしね。
あと菊花賞のあとガレた馬なので怖かったんじゃないかな。
使えばスクーリング効果はあったと思いますけどね。
岡部氏は本当に馬が好きで競馬が好きなんですね。
彼ならもう2完歩待って追い出したかもしれません。
ルメールなら早仕掛けしたような気がします。
どれが正解とは云えないけどねー(笑)

コメントする