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2006年05月25日

「TAKE OFF」雑感[1]

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KKP#5 「TAKE OFF」神戸公演を観ての雑感です。
「楽しかったですよ」「オレンヂさん良かったですよ」今回は、この2つに集約されるんですけどね。
ネタバレを含みます。あと気分を害される方もおられるかと思いますので畳んでおきます。
自己責任でどうぞ。

うん。本当に楽しかったですよ。
いつもただ「楽しかった」では馬鹿が書く感想みたいな気もするのですけどね(^^;
とりあえず、オレンヂさんが良かったですね。宛書きか?ってくらいにね。
これを村上淳さんが演ってたらどうなのか?ってのはあるけど、そんなこと考えても不毛だし、
非生産的なので、僕は考えません。で、何を考えるかと言えば、オレンヂさんのどこが良かったか?
ってことですね。僕は「間」だと思います。テンポと云うより「呼吸」みたいなもの。
お笑いの人が持ち合わせる特有の「間」ではないかと思います。
僕が演劇を語る資格なんて持ち合わせないことを承知の上で非礼なことを並び立てるけど、
確かに台詞廻しや発声等も期待以上でした。でも巧拙を問うならKKPでの犬飼さんやGBLでの
野間口さんの方が。それ以前に久ヶ沢の巧拙は?(笑)
とにかくオレンヂさんが久ヶ沢を生かした。僕はそう感じています。
あとは観ている人の優しさね。暖かさ。「ぬるい」とも云う。
これ、重要(笑)KKPの根幹(^^;
初日は久ヶ沢クンが登場しただけで、かなりの笑いが起こったそうです。
台詞を継げないほど。僕が観た回では登場しただけで、拍手でした(笑)笑いも起きてたけど。
僕は彼に「出オチが取れれば吉本芸人の域やな」と茶化しておきましたが、確かにぬるすぎる感は
否めませんね(^^;
今は書かないけど、この内容でこの脚本なら何も知らない人間が見たら、「何だこりゃ?」と思う
人がいても不思議ではない。けど、僕はそれほど悪い事でもないなと以前から思ってる。
「観客のぬるさ」=「ダメ」の固定概念は僕は受け容れません。
ダメなものは、最初からダメなんだから。演者のマイナスと結び付けたくはない。
僕は今回のKKPも掛け値なしに良いと思いますよ。僕はね。
おそらく酷評を受けるきらいはあると思います。
でも、どういう酷評を受けるかは想像がつくし、少なくとも僕は全て的外れだと思います。
アンケートは全て目を通しているであろう小林賢太郎が何故、KKPを続けるか?
一部の絶賛だけを真に受けて続けていると考えますか?
多分、今回も彼の胸中には達成感があると思います。
僕がもし彼の友人であったなら、肩をポンっと叩いて、大きく頷いてあげたい。
「ラーメンズは解らないけどなっ!」と言いながら(笑)


あ、大事な事を書き忘れるとこだった。
今回のフライヤーはすごいです。ポスターも。何だありゃぁ?
いや、デザインの良さとか言う以前の問題で、多分金がかかり過ぎ。
こりゃいったいどういうことだと云う下世話な興味が先行してしまいます。
まだ今回はご覧になってないから、このエントリも読まれてないと思いますが、いつか目に触れる
ことを願って書きとめておきます。
「mayuさん、分析と解説、どうぞよろしくお願いします!」

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