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2006年07月06日

落日のドルトムント

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ついにドイツが負けてしまいました。残念です。
僕は語彙が少ないので、こういう時は言い古された言葉を使ってしか表現するしかないのですが、
まさに「これがフットボールだ」ですね。

少々負け惜しみに聞こえるかもしれませんが、少し個人的に救われている事は、僕の中でも既に
何かが終わっていて、早起きして生中継を観る気にもなれなかったことです。
けど、生でTV観戦してたら得点を入れられる1分前くらいのその刹那に「ヤバイ」と感じたかも
しれません。
少なくともフィールドにいたバラックとベンチにいたカーンは、感づいていたはずです。
後で結果を知った僕が、あの大騒ぎされてる負け方に大きなショックを受けなかったのも、
我々はもっと不幸な負け方を経験しているからです(笑)
そう、マンUとの悲劇ね。あれは、ロスタイムからの逆転負けでした。
多分、あの時と知る者はあの時と同じ不穏な空気を読み取っていたに違いないと思うのですが、
それでも繰り返すのです。ドイツの選手にとってもドイツ国民にとっても僕にとっても、大変に
不幸な出来事としか言いようがありません。
僕は、試合のビデオを一生観ることはないと思うし、観る必要もないと思っています。
テクニカルなことを少し書くと、僕は最初の得点を誰が上げたか知らなかったのですが、ゴール・
シーンの数秒前にゴールエリアの左側にグロッソがフリーでいて、自由かつ精力的に走り回って
ました。僕は、何でグロッソにつかない!っと思いつつ、カメラワークの関係で画面から消えて
しまったのですが、その次に映った時にはエリア右でフリー。
シュートを打たれた瞬間に「グロッソなんかい!」の心境でした(笑)
あの時間であの運動量。グロッソひとりにやられた感が強いのですが、守備のミスですね。
少なくとも守備で右のラインを消してあげれば、レーマンは触れただろうし、カーンならもう一歩
前に出ていて弾いただろうと思います。

残念ですが、結果は結果です。このリベンジを果たしてくれるのはいつになるかな。
過去に悲劇を抱えたドイツはその都度、優勝することで答えを出してきました。
W杯でも、CLでも。
僕は語彙が少ないので、こういう時は言い古された言葉を使ってしか表現するしかないのですが、
「陽はまた上る」です。