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2005年06月28日

Tom Robinson Band

Power in the Darkness (CCCD) [Bonus Tracks]昨日curioさんのscribbles and scrabbles で、
こんなThe Jamの記事を読んだ。
僕もThe Jamは"In the City"一等、好きだった。
現在では曲も覚えてないし、いま聴いても、
「こんなんだったっけ?」って感じだ、きっと。
しかし、センスとエネルギーに満ち溢れてた。
15歳の僕には、それだけで十分だった。
やっぱパンクよりモッズだなと思った(単純)。

前置きが長くなったけど同時期に出てきたバンドにTRBがいる。

"Glad To Be Gay"とか云って、当時のまともなら神経なら引いてしまうけど、
差別と戦う姿勢は、マイノリティーに対する世間の冷たさに反発することに酔う
15歳の僕の心境とシンクロした(単純)。
当時は拳を握る対象さえ見つかればよかったのだ(笑)
トレードマークも、拳だったしさ。この解りやすい構図。
当時、シングル・カットされたデビューシングルは"2-4-6-8 Motorway"だった。
これは意外な事にポップでミドルテンポな曲だった。さほど凄味は感じなかった。
しかし、このB面(EP盤でしたから)に入ってたのが"I Shall Be Released"。
これに打ちのめされました。当時、ボブ・ディランの存在は知ってたけど、
そんなに詳しくは知らないしさ。
だって15歳の少年がお小遣いで買えるレコードなんて年に数枚だったし。
MTVでPVが流れるようになる5年前のことですから。
あとから思えば"I Shall Be Released"は、誰が歌っても凄いのだ(笑)
でも、とりあえずTom Robinson Bandのも一聴の価値はありますよ。ほんと。
で、今回、この記事を当たりTom Robinson Bandで検索してみた。
マニアックなヒットしかしないだろうなと、思いつつ。
あに図らんや(弟、図る)、ヒットしまくり!
まだ、現役なのか!ザ・ハイロウズとのDVDも出てるし(驚)。
僕が無知なだけでした。
最後にセッションで"I Shall Be Released"演ってますね(笑)
やっぱ、この曲を引き摺ってるんだなと、嬉しく思いました。