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2005年06月11日

#9「粗忽長屋」

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「タイガー&ドラゴン」今週もおもしろかったです。
少々緩くなってきても、僕はほめるだろうけど、それもないですね。
「泣かせてぇんじゃねぇ、笑わせてぇんだよ。」
公式サイトを訪れるとflashで最初に出て来るキャッチです。
けど、先週の予告で「粗忽長屋」と知った時に、ひとつの確信めいたものが
僕の心を過ぎりました。
録画して、まだ見てない人のためにも畳みます。

「粗忽長屋」っては間抜けな下げです。
虎児が腑におちないのも無理がない、不条理なオチです。
そして世の中のシュールや不条理なんてものには、「悲哀」が伴うのが常なんです。
なんだ、泣かせてぇんじゃねぇか。と(笑)
実際、その世界の筆頭、伊達直人(タイガーマスク)だったし(笑)
どん兵衛が虎児に云ってたように、僕も正直、T&Dで「粗忽長屋」は、
骨が折れると思いました。けど、うまいね、クドカン。

オープニングは難があった。
例え、枕でも鶴瓶にあれだけやらさせると西田敏行には気の毒ですね。
枕の「マメでそそっかしい」と「不精でそそっかしい」の下りは、
例え少々言い淀んでも味がありました。うまいねー。

あと虎児がますますいい。こんな落語家、出てこないかな。
僕は虎児の面構えと、目つきが好きです。
眼力のある落語家ってのは、たくさんいる。
多くはないんだろうけど、僕みたいな素人は一流の方ぐらいしか知らないから、
そういう方は眼力を持ってる。鶴瓶だって目は小さいけど鋭いでしょ(笑)
けど、虎児の眼差しはチト違う。真っ直ぐというか、生き生きとしてる。
真打の落語家の眼力は、底が深いような、得もいわれぬ鋭さなんですよ。
虎児みたいな純粋な生き生きとした目つきのまま、一流には成れんですよ(笑)
なんか年甲斐も無く現実とドラマを混同したりして、お恥ずかしいです。
でも見境もなく、自分の存在さえも不確かなことにかけては、僕も熊さんも
そう大差はないってことですよ。

で、次回は「品川心中」ですか。大作をかけるねぇ。
僕も半ばまでしか知りません。
最後は昔、なんかで読んだ気がするけど、忘れました。
多分、ドラマでも半ばで締めだと思うけどなぁ。

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コメント

品川心中って半ばで終わるのが主じゃなかったでしたっけ。
後半は金蔵の仕返しが陰気過ぎるから、ドタバタのまま終わらせるのが主流ってどこかで聞いたような気が。

うん。金蔵だか誰だか忘れたけど、後は暗いの。
だから、みんなやらないらしい。
で、下げがどんなだか知らない。

最初の10分見逃した・・・。
虎ニの目、いいですよねぇ。サゲのあと客席見回すときの目が大好き。岡田君もかっこいいし眼福眼福。

品川心中はオチなしでそのまま次回に繋いだりして。

最初の10分、致命的です。
鶴瓶とざこば師匠が出てました。(嘘)
まっ、いいか、curioさんはDVD買うだろうし(笑
>品川心中はオチなしでそのまま次回に繋いだりして
うーん、あれの半ばオチは僕の知る限り危険です。
最後はビシッっと大団円になるよう、ラス前をきっちりしてもらわないと(期待

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